アルペン社の首都圏を眼下におさめるEC拠点で高機能ロボットが稼働開始

ECのミカタ編集部

株式会社アルペン(以下「アルペン」)は、プロロジスパーク千葉ニュータウン内、東日本フルフィルメントセンターにおいて、AI物流ロボットを大規模導入して運用を開始した。

ロボット使用料を台数に応じて支払うスキーム

スポーツ用品販売のリーディング企業であるアルペン社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:水野 敦之)は、4月1日よりプロロジスパーク千葉ニュータウン内、東日本フルフィルメントセンター(千葉県印西市)において、日本初となる AI物流ロボット「EVE(イブ)800」(株式会社ギークプラス社製)を56台導入し、運用を開始した。

導入に際して同社は、戦略的パートナーとして株式会社アッカインターナショナル(以下「アッカ」)と物流業務委託契約を締結している。ロボットと制御システムはアッカ社が投資し、アルペン社は取扱点数に応じたロボット使用料をアッカ社へ支払うスキームをとるという。

省人化に威力を発揮する『EVE800』

EVE800の特徴はこうだ。他社製の低床型自動搬送ロボットに比べ約 1.2倍~2倍の走行スピードが設定可能で、稼働率も高く、少ない充電時間で長時間稼動することができる(AIにより常に 80%前後の電池残量を維持)。

また、搬送物の下を移動できるため、搬送物を狭い間隔で高密度に配置・保管することが可能で、他社製の低床型自動搬送ロボットに比べ必要通路幅が狭く、省スペース化を実現でき、さらにパレットを無人搬送するAGV機能を有しており、ピッキング以外の作業においても同端末にて省人化が可能となっている。

近い将来には7,000坪までの拡張を予定

今回の高機能なロボット導入により、ピッキングに関わる作業時間を従来の約 1/3に短縮し、EC市場の拡大に対応可能な人員・物量のキャパシティを確保するという。

また同時に、プロロジスパーク春日井(愛知県春日井市)から同センターへEC物流拠点を移転する。面積は従来の 2,000坪から3,500坪(1フロア)へ拡大し、近い将来には7,000坪までの拡張を予定する。大商圏に近いロケーションとなることで、配送コストを大幅に抑制するのがその狙いだ。

近年、配送時間の短縮はユーザー側の満足度を高めるためにも重要な要素となっている。その反面、ピッキングや搬送には一定のコストがかかり、人手の確保も至難の業だ。今回の同社の施策は、それらを一挙に解決し得るもので、まさに攻めの姿勢と言えよう。今後の展開をぜひ注視したい。


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