ファーストリテイリングの子会社であるユニクロ社のユニクロとジーユーのオンラインストアが今回、Apple Payでの支払いに対応した

会員でなくてもオンラインストアで購入可能に

ファーストリテイリングの完全子会社であるユニクロ社の旗艦ブランド、ユニクロとジーユーのオンラインストアが、待望のApple Payでの支払いに対応した。Apple Payを利用するによって、オンラインストアでの買い物が最短でわずか2タップで完了し、また、ユニクロ・ジーユー会員でないユーザーでも、オンラインストアでの買い物が可能になった。

同社では、今回のサービス開始に伴い、ユニクロとジーユーのオンラインストアでは、４月４日から４月２３日の期間中、Apple Payを利用した人、かつ会員登録をしたユーザーに、オンラインストアで使えるクーポン1,000円分をプレゼントするキャンペーンを実施している。

簡単な手順で登録住所にアイテムが届く

利用方法は至って簡単だ。Apple Pay対応のiPhone、iPadに事前にApple Payを設定した状態で、スマートフォンサイトやアプリのオンラインストアのカート画面から、Apple Payボタンをタップし、続けてTouch ID、またはFace IDで認証を行うだけだ。

一連の手順を行うことでスピーディーに買い物が完了し、Apple Payに設定している住所に商品が届けられる。また、決済完了後にパスワードを設定するだけで、ユニクロやジーユーの会員登録が簡単に出来るようになった。

利用が拡大しているApple Pay

そもそもApple Pay（アップル ペイ）とは、アップルの電子マネーが利用できる非接触型決済サービスだ。独自端末を別途用意する必要はなく、Apple Payに対応した端末のみで動作する点が特徴だ。

交通系の非接触式ICカードやクレジットカードなどをApple Payに登録することで、カードを持ち歩かなくてもiPhoneひとつで決済できるようになる。対応しているクレジットカードも多く、井住友カードやアメリカン・エキスプレス、クレディセゾンなど主要なクレジットカード会社をはじめ、最近では地方銀行の発行するカードも登録できるようになっている（三菱UFJニコスのDCカード、ダイナースクラブカードなど登録できないカードも一部あるので注意）。

日本国内では、電子マネー決済用の通信システムにはFeliCaが広く活用されている。一方、日本以外では電子マネーによる決済に、同じNFCの中でも「NFC-A」「NFC-B」といった別の通信方式が使われている。そのためグローバル展開をしているApple Payも当初はNFC-A／B方式のみ採用していたのだが、iPhone7／7 Plus以降ようやくFeliCaに対応し、日本国内でも広く利用できるようになってきた。

2017年段階で日本のスマホ所有者の実に6割以上を占めるというiOSユーザー。その広大なユーザーの海にユニクロ・ジーユーのオンラインストアが対応したことで、ユーザーにとっても利便性が向上し、かつブランドにとってもより多くのファンを獲得することにつながりそうだ。