複数サイト一元管理の「CROSS MALL」がファッション系ECモールの在庫連携を加速
株式会社アイル(本社:大阪市北区・東京都港区)が提供する複数ECサイト一元管理ASPサービス「CROSS MALL(クロスモール)」は、ファッションECモールとの在庫連携を加速し、ファッション商品を取り扱うECサイト運営企業の業務効率化を支援する。
「CROSS MALL」は複数ECサイトの商品・在庫・受注・発注・仕入の一元管理が可能な、月額制のASPサービスだ。要望を随時受け付け、顧客ごとの運用提案や専任担当によるサポートなど、使いやすさを追求している。
ツールの提供に留まらず、ECを陰で支えるバックヤードの担当者に光を当て、クリエイティブなEC運営を支援すべく、ECバックヤード特化型メディア「B.Y」をはじめ、バックヤード担当者に有益な場やコンテンツの企画・運営を行っている。
この度「CROSS MALL」は、ファッションECモールとの在庫連携を加速し、ファッション商品を取り扱うECサイト運営企業の業務効率化を支援していくと発表した。
その一環として、「CROSS MALL」を利用している株式会社ANAPの運用をモデルとし、ファッションECモール「ZOZOTOWN」の取り寄せ商品の在庫連携を開発。「CROSS MALL」にて管理している自社在庫数を「ZOZOTOWN」の取り寄せ商品と連携させることが可能なため、「CROSS MALL」を利用している企業は、他のECモール・ECカートと同様に在庫連携させることが可能だ。
今後は、モール側に在庫を預ける委託商品の在庫管理も開発予定で、販売状況に応じて、「CROSS MALL」にて管理している自社在庫を適時投入することが可能となる。さらに、さまざまなファッションECモールとの在庫連携を進め、ファッションECサイト運営企業の業務効率化を支援していく。近日中に「MAGASEEK(マガシーク)」などへの対応も予定しているという。
進化していく業界の恩恵を受け取り、前に進んでいくべき
ECは業界のこうしたバックヤード事情は、商品購入者の知らないところで凄まじい進化を遂げている。一つ一つはマイナーアップデートではあるかも知れないが、それが積み重なって後に大きな成果として機能し、ユーザーに恩恵をもたらしている。
効率化されるということは、すでにどこかの企業がその課題に直面し、それを便利で使いやすく整えたということ。先を行っている企業が解決した課題の恩恵を受けられるということは、短期間で効率よく成果を上げやすくなったということだ。どうせ同じような困難に直面するならば、先人の力を借り素早く効率化を進めて、前へ進んでいくほうが得策だと言えるのではないだろうか。