昨日発表された「楽天ビック」。すでに大きな反響を呼んでいる。

しかしまだピンときていない人のために、この記事ではどのような醍醐味、面白さがあるのか具体的に説明していきたいと思う。

ヘビーユーザーもまだ家電には手が出せない

昨日の記者会見では楽天市場のヘビーユーザー、若槻千夏さんが登壇した。日頃から楽天市場で買い物をし、楽天スーパーポイントを貯めるのが趣味だという若槻さんだが、意外なことにECでの家電購入経験はないそう。

その理由として１つは子供達が色にこだわる、だった。確かに子供の頃、または自分の子供が製品の色が気に入らないだけで泣きじゃくった経験ないだろうか。家庭を持っている人には家電１つ取っても生活の一部になり得るということだろう。「楽天ビック」ではECで商品を見た後、実店舗の在庫の確認ができるので、自分が気に入った商品を、実際に実店舗で見ることができる。

実際に届いた時のギャップもなくなるし、探していた商品がないといった無駄足もなくなる。子供達も色を見比べられるので安心だろう


２つ目は自分自身が家電に詳しくないため、アフターケアがどれくらい充実しているか、欲しい家電が自宅の構造に適しているか等をスタッフと直接相談したいから、だった。

このような問題にも「楽天ビック」は立ち向かってくれる。分かりやすいサイト作りはもちろんのこと、工事・アフターサービス共に専門の業者を設置することで顧客の不安を取り除く。この取り組みは順次導入予定なので、よりブラッシュアップされ実装されることに期待したい。

便利に、そしてなによりお得に！

楽天の人気サービスの代表例といえば楽天スーパーポイントだ。約70ものサービスのほとんどでポイントが貯まり、そして貯まったポイントは1ポイント＝1円として商品・サービス購入に利用可能だ。

「楽天ビック」でも値段の何％かが楽天スーパーポイントに還元される。そしてキャンペーンが行われている時などは従来より多くのポイントが還元される。

そして今「楽天ビック」では4月11日開店に合わせた”グランドオープン祭”が開催されている。非常に多くの商品がポイント10倍の対象となっているので見てみるといいだろう。

また実店舗でもキャンペーンを行なっている。
それは「楽天ビック」でエントリーした後、ビックカメラ店舗で買い物をするとポイントが通常のポイント＋ボーナスポイントが還元されるというものだ。ネットと同等のポイントが付与され、何より実物を見たい消費者にはうってつけのキャンペーンとなっている。

そして今回の目玉イベントは、ビックカメラで楽天ポイントを貯めて買い物をすると、抽選で100人に1人に購入金額相当分の楽天ポイントをプレゼントするという「全額ポイントバック」だ。この機会に当たることを信じて高額商品を購入してみるのも面白い。

二人三脚でのサービス展開を！

従来のECサイトと「楽天ビック」の大きな違いは、オンラインとオフラインの連携が綿密であること、ここに尽きると思う。

40年近く実店舗を通して消費者と向き合ってきたビックカメラと、9500万人もの会員を抱え、EC市場で大きなシェアを持つ楽天。

2社が上手く連携すれば、オンラインでの「楽天ビック」、オフラインでの「ビックカメラ」、スムーズな連携で互いを高め合える相互作用が発揮されるだろう。

楽天とビックカメラが、今までになかった購買体験を提供するのも遠くない未来に迫ってきている。