Yahoo!ショッピングを活用した外食産業向けEC支援サービスが登場

ECのミカタ編集部

ビートレンド株式会社(本社:東京都港区、以下「ビートレンド」)は、スマートCRMプラットフォーム『betrend』とYahoo!ショッピングを活用した、外食業向けEC販売支援サービスの提供を開始した。

2,500社35,000店舗以上への導入実績

ビートレンド社は、スマートフォン・タブレット・携帯電話などを活用し、企業が顧客との接点を統合的に管理・運用可能なスマートCRMを実現するプラットフォーム『betrend』を提供する企業だ。2000年の創業以来、マーケティング手法の変化に対応した機能追加を行って来た。

『betrend』では、スマートフォンアプリのプッシュ通知やメール、ハガキDM、LINE@などのマルチコンタクトチャネルを有し、最適な情報配信手段を利用できる。

また、利用金額・ポイント・来店などの行動履歴を分析・活用し、顧客にあわせた効率的なマーケティング施策を支援している。そうした機能が支持され、飲食・小売・サービス業を中心に2,500社35,000店舗以上への導入実績を誇っている。

プラスαのフルフィルメントサービス

プラスαのフルフィルメントサービス

その『betrend』を提供するビートレンド社は、『betrend』とYahoo!ショッピングを活用した、外食業向けEC販売支援サービスの提供を開始した。これまで培ってきた実績をもとにECサイトの運営業務を代行することで、総合的なコスト削減・売上アップをサポートする計画だ。

同社の分析によれば、外食企業の多くが、自社商品をEC販売することで売上向上を図りたいと考えているという。一方で、実際にEC事業を開始するにあたっては、「人手不足により運用担当者が確保できない」「何から手をつけて良いのかが分からない」「新たな事業投資判断がつかない」といった声も聞こえてきているようだ。

これらの課題に対応してEC化を推進するため、ビートレンドは、売上成果報酬型の「ECサイト構築・運用・受注管理・メール問い合わせ対応」などの業務代行サービス展開の実施を決断した。

同サービスではさらに、一般的なフルフィルメントサービスでは対応範囲外となっている、広告管理・販売促進・CRM運用(会員データ統合・メールの定期配信)も代行する。

自社倉庫が無くてもビートトレンド社が運用を代行

自社倉庫が無くてもビートトレンド社が運用を代行

サービスメニューは、3種類ある基本プランとオプションメニューの組み合わせとなる。基本メニューには、サービス内容と成果報酬率に応じて、ライト、ゴールド、プレミアムの3つのプランが用意されている。また売上成果報酬率は、プランによって異なる。

倉庫に関しては、ECサイトで販売する商品は、ビートレンドの倉庫に入庫するだけで、その他の業務はビートレンドが代行する。常温・冷蔵・冷凍商品に対応しているので、店舗で販売しているソースやドレッシングなどの常温保存の商品や、セントラルキッチンの余剰リソースを活用した小分けの冷蔵パッケージ商品など、様々なタイプの商品を販売することが可能だ。もちろん自社で倉庫を保有している場合には、その自社倉庫との連携にも対応する。

世界規模で拡大を続けるEC市場だが、日本国内の各産業のEC化率は先行する中国などから大きく後れを取っている。EC化を阻む要因は多岐に渡る。そうした課題に対応する今回発表されたサービスは、まだまだ市中に眠る特徴的な商品がECを通して世に知らしめられることを強力に推し進めることになりそうだ。

各事業者とユーザーがECを通して新たに出会う、そうした市場そのものの素晴らしさをさらに輝くものにするのは、こうした新しくかつ手厚いサービスの提供が寄与するところが大きいとも言えるだろう。

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