アットコスメとTSUTAYAが大阪でコラボ、新業態の化粧品小売店を開発

■TSUTAYAの旗艦店の中の好立地!

株式会社コスメネクストが運営する「@cosme store(アットコスメストア)」が、「@cosme store / TSUTAYA EBISUBASHI店」を2014年11月1日にオープンすることを発表した。

コスメネクストは株式会社アイスタイルの子会社で、日本最大の化粧品クチコミサイト「@cosme」を運営している。「@cosme store」はそのプロデュースによるもので、現在は東京の渋谷や新宿などで5店舗を展開している。

11月にオープンする「@cosme store / TSUTAYA EBISUBASHI店」はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と協力して企画したもので、コスメショップと書店を融合させた新業態の店舗だ。
全国に展開する「TSUTAYA」と「蔦屋書店」の中でも関西地区の旗艦店である「TSUTAYA EBISUBASHI」の3Fにオープンを予定している。

フロアのテーマは、「リセット&チェンジ」。@cosmeの情報を活用したコスメをはじめとするビューティ商材の小売ノウハウと、カルチュア・コンビニエンス・クラブが保有するエンターテインメント・ブック商材の小売ノウハウを融合させ、コスメや本をミックスして編集することで、来店客にトータルビューティを提案する。

■多様なビューティ情報とコスメの「お試し」で自分チェンジ

このショップの最大の特徴は、無料のパウダールームを提供することだ。
来店客は自身の化粧ポーチを持ちこんだり、店内のテスターや無料の試供品などを自由に試したり、さまざまなことができる。
また、店内のデジタルサイネージや検索パソコンで商品情報やクチコミを閲覧できるだけではなく、ビューティに関する書籍や雑誌に触れることで様々な最新情報と出会える。これにより「これまでの自分をリセットし、新たな自分へチェンジ」することができる。

さらに、@cosme storeの特徴である「クチコミで人気の化粧品が買える」ことを中心に、商品のほとんどを試せる「トライアル」、メイクからスキンケアまで幅広い「カウンセリング」、人気コスメが一目瞭然の「ランキング」を充実させ、「運命のコスメ」に出会うことをサポートする、という。

■「意外性」が生み出す新たな価値に期待

コラボレーション(collaboration)は、もともと「共に働く」とか「協力する
」という意味で、共演、合作、共同作業などを指す。
あるマンガ家のマンガの中に別のマンガ家の作品が入ってきたり、あるテレビ局の番組に別のテレビ局に所属する有名アナウンサーが登場するといったものだ。
企業同士のコラボとしては、ユニクロとビックカメラが共同で東京新宿にオープンさせた「ビックロ」などがある。
コラボの狙いは「意外性」と、異質なものがいっしょになることで新たな価値を生み出すことである。

コスメと本や雑誌が売り場で出会うことで、どんな価値が生み出されるのか、楽しみだ。