配送通知アプリ『ウケトル』に配送状況シェア機能が追加。再配達を減らしギフトの贈呈も便利に
株式会社ウケトル(所在地:東京都千代田区、代表取締役:横濱悠平)が提供する再配達問題解決アプリ「ウケトル」にて、配達状況のシェアが可能になった。
贈り物の購入時などに有効
「ウケトル」とは、大手ネット通販(Amazon、楽天市場等)のアカウントを登録すれば、購入時に自動的に連動し品物の到着を教えてくれるアプリだ。今回の新機能追加によって、アプリをダウンロードしていない相手でも品物がどこあるのか確認でき、贈り物の購入時などに活用できる。
【ウケトルアプリの主な機能】
・荷物状況通知(すぐそこ通知、不在通知、発送通知)
・ワンクリック再配達
・ワンクリック再購入
・荷物追跡(配送リスト)
・履歴管理
・配達履歴をSNS等で受け継ぎ
荷主の宅配研究会から誕生
ウケトルアプリは、年間1億3700万個を出荷する荷主の宅配研究会から誕生したという。この研究会は「宅配が、安定的供給と安定的価格が続けられるよう、健全な宅配事業者間の競争下で、事業者と荷主の健全なパートナーシップを築くために活動する」ことを目的とし、宅配事業者と連携して、物流の安定供給・安定価格を目指すプロジェクトの1つとして誕生した。
今回そのウケトルアプリに追加された機能では、購入時に発行される追跡番号共有が可能となり、受け取り者が購入者本人と異なるプレゼントを贈る場合などに便利な機能となっている。
アプリをダウンロードしていない相手へもFacebookやLINE等を通じてシェアが可能で、シャアされた相手であれば、誰でも配達状況が確認できる。母の日、父の日を前に、同社では同機能の利用拡大を目指す。また、日常的に不在が多く他の同居者が荷物を受け取ることが多い人にとっても有効に活用できそうだ。
再配達も削減
同アプリは、発送通知やすぐそこ通知など、細やかな知らせが来るため、不在の際には事前に在宅時間を知らせることができ再配達防止につながっているという。リリースから10万ダウンロードを超えた時点で再配達件数のうち約2割相当が事前に不在配達を防いでいることから、利用者が増えることでより再配達問題解決への貢献が期待できる。
荷主の研究会から生まれたアプリだけあって、配送に関わる問題をよく把握した上で、かゆい所に手が届く仕様となっているようだ。EC市場は活況を呈しているが、一方でラスとワンマイルをはじめとした物流の面では、再配達の頻発や人手不足などでひっ迫した状態が続いている。
すでに官民挙げて、物流が抱える問題に取り組んでいる所だが、こうしたアプリを通した課題解決は、新たなビジネスを生み出すだけでなくユーザーにとっても大いにメリットを享受できることになりそうだ。