24時間で400万の売上!インスタ発のファッションメディア「RiLi.tokyo」のECサイトがリニューアル

ECのミカタ編集部

 10代〜20代前半女性向けファッションメディア「RiLi.tokyo(リリドットトーキョー)」が、自社ECサイトをリニューアルオープンした。より快適にショッピングを楽しめる機能を追加したほか、オリジナル商品7型の予約販売を開始し、公開から24時間で約400万円を売り上げたという。

 RiLiはインスタグラムを媒体にトレンドファッション情報を発信する女性向けWebメディア。10代~20代前半のインスタグラムユーザーを中心に支持を集め、公式アカウント「@rili.tokyo」は、約1年で9.8万フォロワーを獲得している。

 2017年9月より、メディアと連動したECサイトをオープン。主に海外輸入商品を取り扱っており、始動から約半年で月商2,000万円を達成。ストア公式アカウント「@rili.shopping」は7.1万フォロワーに成長している。

 RiLiストア最大の特徴として、商品の着用イメージはすべてインスタグラマーがスマホで撮影した正方形写真で掲載されているということ。ユーザーは、インスタグラマーのお手本コーデを参考にできるだけでなく、ポーズや背景も含め「こんな写真を撮りたい」というイメージを膨らませることができるのだ。

 今回のリニューアルでは、新しく「コーデから探す」機能を実装。インスタグラムを眺める感覚で、真似したいコーディネートを探し、着用商品の購入へと遷移することが可能になった。

 また、商品を見やすく探しやすいインターフェイスに改善し、ウィッシュリストや住所登録、購入履歴の閲覧などのマイページ機能も実装。ドメインもrili.tokyoから、store.rili.tokyoに移行した。

 リニューアルオープンと同時に、RiLi初となるオリジナル商品7型の予約販売を開始。最も反響のあったトートバッグ(¥4,990)は、初回150個が数時間で完売し、追加の50個も10分で終了するなど、想定を上回る注文数が入っているという。

ヒットの秘訣は「ユーザーとの距離感」と「再現性」

 ECサイトの売上を加速させるためのSNSではなく、SNSから派生したECサイトという流れがまさに現代っぽく、若年層に大きくヒットした。ポイントは「ユーザーとの距離感」と「再現性」にあると感じていて、これまで雑誌やテレビでしか見なかったあこがれの対象がスマートフォンを介していつでも閲覧でき、双方向でのコミュニケーションも実現してしまった。

 そのあこがれの対象のアイテムもスマートフォンから簡単に自宅に届くシステムが構築され、ユーザー満足度を向上させている。こうした流れはECだけに限らず、多方面で出てくるはずだ。時代の変革という大きな曲がり角で、事業としてどこに注力するか、企業のセンスが問われているのかも知れない。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事