再配達問題解決アプリの「ウケトル」で、Amazonのデリバリープロバイダの追跡も可能に
株式会社ウケトル(所在地:東京都千代田区)が運営する再配達問題解決アプリ「ウケトル」は、これまで追跡が難しかった大手配送業者以外の配送業者による宅配も追跡が可能になり、Amazonでの買い物に100%対応できるようになったと発表した。
「ウケトル」とは大手ネット通販(Amazon、楽天等)のアカウントを登録しておくことで、購入時に自動的に連動し、品物の到着を教えてくれるアプリだ。簡単に配達状況を確認できることから事前に不在配達を防いだり、また、受け取れなかった際の再配達依頼もワンクリックで可能になっている。
こちらの記事(https://ecnomikata.com/ecnews/19042/ )でもお伝えしたが、宅配クライシス前後で、Amazonと楽天が使っている宅配会社の比率が大きく変わっており、Amazonではデリバリープロバイダの利用率が、5.03%→20.28%へと大きく増加した。
ウケトルでは、これまで追いきれていなかったデリバリープロバイダの追跡も対応可能にすることで、大幅に追跡量が拡大し、さらなる再配達削減に貢献できるようになった。
発送通知やすぐそこ通知など、ウケトルのアプリは細やかな知らせが来るため、不在の際には事前に在宅時間を知らせることができ再配達防止につながっている。リリースから10万ダウンロードを超えた時点で再配達件数のうち約2割相当が事前に不在配達を防いでいることから、この度、対応数が増加することでさらなる再配達削減に貢献できるのではないかとしている。
業界全体で取り組まなければならない「再配達問題」
ウケトルは、年間1億3700万個を出荷する企業で構成される「宅配研究会」から生まれていて、本気で再配達問題に取り組んでいる企業だ。1社だけでなく業界全体で再配達問題に取り組まなければ問題は解決されない、とテレビやラジオでも訴えている。業界、国を挙げて、「宅配業界統一ポイント制度」を提案していて、その想いは本気だ。
たしかにこうした問題は1社の動きだけで解決するようなものではない。それほどにまで現在のECには勢いがあり、物量は増え続けている。ウケトルが今後どのように再配達問題に切り込んでいくかは非常に興味深い。そして我々もメディアとして、再配達問題への警鐘は続けていきたいと思う。