サービス開始3周年。Amazon Payの消費者への浸透率は?嬉しいキャンペーンも実施
Amazonは、「Amazon Pay」が日本でのサービス開始から3周年を迎えたことを受け、この度、Amazon Payに関するインターネット調査を実施している。
Amazon Payは、Amazonアカウントに登録した配送先やクレジットカード情報を、Amazon以外のECサイトでも利用できるID決済サービスとして、2015年5月に日本での提供を開始した。そのAmazon Payが日本でのサービス開始から3周年を迎え、ユーザーにどう浸透し、受け入れられているのかを調査している。
Amazon Payを選ぶ理由
今年4月にAmazonが実施したインターネット調査(調査会社:株式会社クロス・マーケティング)によると、ECサイトを利用するユーザーが、決済手段としてAmazon Payを選択する一番の理由として、「初めてのECサイトでお買い物する時、新たに情報入力しなくても良いから」が、47.3%に上った。
次に、「ID・パスワードを覚えているから」(35.7%)という理由が挙げられ、AmazonのIDやパスワードを活用することで、簡単にログイン・決済できる利便性の高さから、ユーザーの評価を得ていることが分かった。
ECを利用するデバイス
また、ECにおける「タブレット」の利用率が、Amazon Payでの決済経験のあるユーザーは29.7%と、未経験者(12.4%)に比べて高く、また、「スマートフォン」の利用率についても、Amazon Payユーザーは67.5%と、未経験者(49.6%)を上回っている。
ECを利用するシーン
さらに、Amazon Payユーザーは、「すきま時間・空き時間」を利用したECショッピングの割合が53.0%と、未経験者(42.5%)よりも多くなっている。
つまり、Amazon Payユーザーは、Amazon Payを利用したことがないユーザーに比べ、タブレットやスマートフォンで、短時間のうちに効率よくショッピングを楽しんでいる傾向にあるということだ。
今後も利用したい決済手段
また、利用継続意向については、Amazon Payを利用したユーザーのうち、64.7%は、「今後も決済手段としてAmazon Payを利用したい」と回答している。
今後も期待されるAmazon Payの躍進と、3周年記念キャンペーン
ECサイトを運営する際、重要となるのは、「どのような決済方法を導入するか」という点だろう。実際の店舗であれば決済方法はとりあえず現金とクレジットカードさえ使えれば問題ない場合も多いが、ECに関しては選べる決済方法によって、購入率は大きく変わってしまう。
現在、Amazon Payの導入事業者数は数千社となっており、この3年で大きくその数を伸ばした。そこには今回のアンケート結果にも反映されているように、Amazonという巨大プラットフォームを活かした利便性の高さがある。
Amazon Payではこの度、3周年を記念したキャンペーンを実施するという。5月30日(水)から6月28日(木)まで、Amazon Payデモショッピングサイトの体験で、先着333名様に500円分のAmazonギフト券をプレゼントしている。Amazon Payをまだ導入していないEC事業者の方は、この際にAmazon Payのメリットを体験してみてはいかがだろうか。
このキャンペーンがAmazon Pay導入のきっかけとなり、多くの事業者のECサイトが、さらに利便性高く発展していけるようになれば嬉しく思う。