楽天IDを他サイトでも使えて途中離脱を防止する『楽天ID Connect オプション』が登場
株式会社アイティフォーは、楽天株式会社が提供する、楽天IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」のオプション機能である「楽天ID Connect オプション」を、同社のEC サイト構築パッケージ「ITFOReC 3.0」に標準連携することを公表した。
システムインテグレーターとして市場をリードするアイティフォー社(東京都千代田区、代表取締役社長 東川 清)は、楽天株式会社(以下「楽天」)が提供する、楽天IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ」のオプション機能である『楽天ID Connect オプション』を、アイティフォー社のEC サイト構築パッケージ『ITFOReC(アイティフォレック)3.0』に標準連携することを公表した。これにより、「ITFOReC 3.0」を利用するECサイトは、標準機能として「楽天ID Connect オプション」を導入することが可能となる。
楽天IDでさまざまなECサイトでの決済が可能に
「ITFOReC 3.0」は、会員登録率を向上させるだけでなく、支払時における途中離脱を防ぐために、さまざまな支払い方法に対応している。今回の「楽天ID Connect オプション」+「楽天ペイ(オンライン決済)」に加え、「Amazon ログイン&ペイメント」、通常の「クレジットカード決済」、「マルチペイメント」、「代引き」、「LINE Pay」、「GMO 後払い」、「ドコモケータイ払い」、「au かんたん決済」、「NP 後払い」にも対応する。ユーザーの利便性向上をはかるとともに、新規顧客の取り込みに大きく貢献することが期待できる。
今回その「ITFOReC 3.0」との連携が公表された「楽天ペイ(オンライン決済)」とは、楽天会員登録をしているユーザーが楽天グループ以外のECサイトにおいて、楽天IDを使って簡単に決済ができるオンライン決済サービスだ。楽天会員は「楽天ペイ(オンライン決済)」を導入しているネットショップでの買い物の際、楽天IDとパスワードを入力するだけで、簡単に支払いが完了する。また、買い物金額に応じて「楽天スーパーポイント」を貯めることができ、同時に楽天グループの各種サービスで貯まったポイントを支払いに利用することが可能だ。
また「楽天ID Connectオプション」とは、ユーザーが本オプションを導入したサイトで会員登録する際、楽天IDとパスワードを入力し、同意した場合、楽天IDに登録されている名前や住所などの会員情報がECサイトに引き渡される「楽天ペイ」の機能だ。この機能により、ユーザーにとっては会員登録時の情報入力の手間が省かれ、利便性を向上すると同時に、EC事業者にとっては、会員情報入力途中での離脱率を防ぐことで転換率の向上につながる。なお、オプションの利用には、楽天による審査が必要となる。
途中離脱の防止やコンバージョン率の改善ができる
「楽天ID Connectオプション」が導入されたECサイトでは、購入者が新規会員登録を行う際、楽天ID とパスワードを入力するだけで、名前や住所など楽天ID に登録されている情報を利用して簡単に会員登録ができるようになる(会員情報の自動入力は、EC サイトごとに購入者の同意を確認したうえで行われ、本オプションの利用には、楽天による審査が必要となる)。
また、既に標準連携済みの決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」と合わせて利用することで、決済時に「楽天スーパーポイント」の獲得や利用も可能となり、ユーザーの利便性向上につながる。「楽天ペイ(オンライン決済)」と「楽天ID Connect オプション」の導入により、事業者にとっては、途中離脱の防止、コンバージョン率の改善や、ポイントによる購入促進効果が見込め、サイトの売上増が期待できるのだ。
巨大な集客力を有する日本発のECプラットフォームでありエコシステムである、楽天。その分厚いユーザー層に訴求できるとすれば、各EC事業者にとっても大きなアドバンテージとなり得る。今回の連携開始は、まさにそれを正面から可能にするソリューションであり、ユーザーの利便性向上、そしてそれを通した売上向上への道筋を強力に後押しすることになるだろう。