2019年から、元号が新しくなる。ということは、今年の夏は平成最後の夏ということだ。

そんな一生に一度来るか来ないかの大チャンス。ヤフー株式会社（本社：東京都千代田区/代表：川邉健太郎）の運営するオークションサイト「ヤフオク！」は昭和グッズに注目した。

株式会社マクロミルによる調査 「会社員1000人にきく 夏休み調査」によると、お盆休みは3割が帰省、5割が自宅でゆっくり過ごす、という回答となった。「自宅でゆっくり」派の人の中には、部屋の片づけや断捨離をおこなうという回答が見られる。

そこで「ヤフオク！」は、過去に自宅で見つかってヤフオクに出品された「掘り出し物」をピックアップ。今年の夏は、昭和グッズがウェブ上で取引される夏になる？

思い出のグッズを高値で

昔遊んだおもちゃなど、今は使うことがなくとも、捨てずにそのままになっていることは多い。ヤフオク！にもそんな懐かしのおもちゃが多く出品されている。

・キン消し（参考落札価格：121,000円）
マンガ「キン肉マン」の登場キャラクターの消しゴム。人気の超人ともなると数十万円で取引されることも。

・モトコンボ（参考落札価格：671,000円）
1981年発売の折り畳み式小型電動機付自転車。実家の倉庫に眠っている可能性も？

・ゴロピカドン（参考落札価格：6,500円）
サンリオのキャラクター。リトルツインスターズによく似ている。
しかし、現代のリトルツインスターズのグッズはなかなかこれほどの値段はつかないだろう。

・懐かしのゲーム（参考落札価格：22,499円）
レトロ感漂う古いゲームや、ファミリーコンピュータ、セガサターンなどの少し古い機種も高値で取引されることが多い。

・昭和アイドルグッズ（参考落札価格：2,000円）
写真やカレンダーなどの、捨てるに捨てられないアイドルグッズ。買った時より高値で売れるものが多い。

・バービー人形（参考落札価格：89,000円）
当時限定デザインのものはもちろん、服がなくても売れたりするようだ。

実用品はありがたく再利用

使用済みだから、誰も欲しがらないかも…と思ったら大間違い。意外と高値で取引されている。

・中古のスポーツ用品（参考落札価格：9,550円）
自分の思い出も誰かの思い出に？

・中古の学習参考書（参考落札価格：11,000円）
セットならもちろん、単品でも高値が付くケースもあるのだとか。書き込みがあっても大丈夫。

・中古の電子辞書（参考落札価格：6,250円）
最新機種でなくても高値で取引されている。処分に困ったら出品してみては。

意外な掘り出し物も見つかるかも

中には、実家の奥から昭和より前の掘り出し物が見つかることも。

・江戸期の甲冑一式（落札価格：300,000円）
・絨毯（落札価格：43,200円）
・タオルセット（落札価格：2,000円）

無限の可能性を持つEC

取引されているものは、出品者にとっては「本当にこんなもの売れるのだろうか」と首を傾げたくなるものばかりかもしれない。
　
しかし、今インターネットの普及によって個人が売買を行うマーケットは幅広く、ネットの世界には無限の可能性が広がっている。
　
出品者にとって必要のないものでも、どこかで必要としている誰かのもとに届く。ECの最大の魅力はそこにあるのかもしれない。