NHN JAPANがECショップの構築・運用をよりスムーズに実現する『Welcart専用サーバー』の提供を開始
NHN JAPAN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:泉 忠宏、以下「NHN JAPAN」)は、コルネ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役 南部 正光、以下「コルネ」)と業務提携契約を締結し、NHN JAPANが提供するパブリッククラウドサービス「CloudGarage」上にWordPress専用ショッピングカートの「Welcart」をプリインストールした『Welcart専用サーバー』の提供を2018年8月7日より開始したことを公表した。
特長ある二つのソリューションの融合
「CloudGarage」は、定額制の低価格パブリッククラウドだ。必要リソース(CPUやメモリ)を事前に購入することで、購入したリソース内で、複数台のサーバー立ち上げやリソース配分ができる国内唯一のクラウドサービスとして展開している。ディスクについて全てのプランでSSDが採用されているのが特長で、バッチや大容量データの検索のような高負荷で時間のかかる処理でも、高速かつ安定した処理を実行可能だ。
また「Welcart」は、世界でトップの圧倒的シェアを誇る、WordPress専用ショッピングカートだ。 国内ECプラグインシェアNo.1の実績とともに、ユーザーの声を取り入れながらアップデートを重ね、現在16,000以上のサイトで稼働(延べダウンロード数30万以上)している。
ECショップの構築・運用をよりスムーズに実現
今回、その特長ある2つのソリューションが融合したことになる。それを可能にした業務提携の背景と目的について、次のように述べられている。オープンソースのWordPressを利用したECショップの開設は、サーバーの設定やインストールなど煩わしい作業が多く、サイトの構築や制作作業は煩雑になる傾向があった。
NHN JAPAN社とコルネ社はこれらの課題解決を図る目的から、業務提携契約を締結するに至ったのだ。両社のサービスを融合させることで、WordPressを利用したECショップの構築・運用がよりスムーズに実現し、安価かつ快適にサイトを運営できる環境を提供するとしている。
同サービスでは、NHN JAPANのパブリッククラウドサービス「CloudGarage」上で「Welcart」をプレインストールした『Welcart専用サーバー』を提供する。ユーザーは、コントロールパネルからサーバーを立ち上げるだけで「Welcart」「WordPress」「KUSANAGI」がプリインストールされたサーバーをすぐに利用できる。このほかオプションとして、脆弱性等のセキュリティ対応サービスを今後提供する予定となっている。
<Welcart専用サーバーの特長>
◆1.
共有サーバーのように他社の影響を受けることなく快適に利用できる。
◆2.
コントロールパネルを操作するだけでWelcartがプリインストールされたサーバーを利用できる。
◆3.
同サービスは月額定額制で提供される。トラフィック増加等に伴う費用への影響がない。
◆4.
CPU(コア)・メモリのスケールアップ・ダウン機能により、サーバーのスペックを任意に変更可能。
EC事業者の強い味方
WordPressはユーザー数も多く汎用性もあり、多くのECサイトでも活用されている。一方でそのままでは、EC機能をはじめ、ショップを開業するまでには一定のWebの知識が必要なことを含め、煩雑な手間がかかるのも事実だった。
これが、実績あるショッピングカートであるWelcartとしてクラウドサーバーにあらかじめ組み込まれ、セキュアかつ高速なインフラのもと、シームレスなスタートと運用が可能になれば、一気にその課題が解決されることにもなる。
今回の新ソリューションの開始は、まさにこの課題に正面から対応したものであり、これからECに踏み出そうという事業者にとっても、すでに事業を軌道に乗せつつある事業者にとっても、朗報となるのではないだろうか。