【化粧品EC市場調査】国内市場と海外動向まで

ECのミカタ編集部

ネットで購入できる商品は日々その数を広げている。特に日用品は揃わないものはほぼないだろう。

その中でも雑貨やアパレルのEC化率は2桁だが、化粧品・医薬品はEC化率は5,27%とまだ低く、今後成長が期待できる市場と言える。

市場規模

経済産業省が発表したデータによると2017年における化粧品・医薬品のBtoC-EC市場規模は5,670億円(前年比7.6%)となっている。推計対象は化粧品全般、医薬品、および美容・健康関連器具である。

市場規模はまだ小さいものの、堅実な成長を続けていると言えるだろう。また医薬品の売上は前年比約30%と高い伸び率を記録した。

化粧品の特徴

化粧品の種類はスキンケア系、メイクアップ、香水、ベースメイクなど多岐に渡る。さらに販売チャネルも実店舗は百貨店、量販店、ドラッグストア、その他にもテレビ通販、カタログ販売など多種多様な販売形態を形成している。そのため化粧品業界全体がECに集中することは難しく、EC化率が伸び悩んでいるのが現状だ。

しかし近年ではスマートフォンや、SNSの普及により口コミに高い信頼を置く消費者が増えている。テスティーが2018年7月に発表した大学生・社会人を含めた20代女性への調査によると対象者の55%がSNSを利用し、42%が口コミサイトを利用してコスメ・メイクに関する情報収集を行っているというデータがある。

【テスティー調べ】SNSでわかる!20代女性のコスメ・メイク事情
https://ecnomikata.com/ecnews/19586/


今後もこの傾向は継続すると思われており、ECにおける影響も少なからずあるのではないだろうか。

医薬品の特徴

2014年6月に薬事法の改正が行われ医薬品はネット通販で売買できるようになった。EC業界では後発商品と言えるだろう(一部を除く)。

また2017年のBtoC-ECの市場規模は約250億円となっており、今後も市場規模は拡大していくと予想されている。

業界のこれから

日本の化粧品・医薬品は海外で高い評価を得ている。株式会社プラネティアによる調査によれば、アジア諸国は日本より品質を重視する傾向があるという。日本コスメのイメージは高品質というイメージを持つ人は多く、海外市場への展開も期待できるのではないだろうか。

「化粧品に関する意識・実態調査」で見えてきた日本とアジア諸国の感覚の違い【プラネティア調べ】
https://ecnomikata.com/ecnews/17762/

一方で、国内市場は未だ慎重な動きが見られる。特に化粧品市場では、若者は実店舗に足を運び、実際に化粧品を使用した際の色を試して購入に至る人が多いのが現状である。スマホでの情報収集がメインであることは多くの調査結果が証明している。いかに事業者がスマホユーザーに訴求を行なっていけるかが、今後の化粧品・医薬品業界の後押しになるのではないだろうか。


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