高機能マーケツールのアドエビスとCallTrackerが連携!電話反響の成果などが計測可能に

ロックオン(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進)は、マーケティングプラットフォーム「アドエビス」と、株式会社コムスクエア(本社:東京都中央区 代表取締役社長:上嶌 靖)が提供する電話効果測定ツール「CallTracker」の連携を2018年9月4日(火)より開始することを公表した。

デジタルマーケティングで実績のある2つのサービス

今回、連携が公表された2つのソリューションの概要はこうだ。まず「アドエビス」は、顕在層向け施策である、獲得型広告の効果測定をはじめ、潜在層向け施策であるコンテンツマーケティングや動画広告等、マス媒体であるテレビCMに至るまで、あらゆるマーケティングにおけるユーザー接触ログデータを蓄積することができる。蓄積したログデータを用いることにより、マーケティングにおけるパフォーマンス最大化のための仮説立て・予算最適化・検証を行うマーケティングプラットフォームだ。

一方の「CallTracker」は、Webメディア、雑誌などの紙広告、看板、TV/ラジオなど、オンライン、オフライン問わず出稿している広告からの電話反響を流入経路ごとにトラッキングできるサービスとなっている。同サービスの利用により広告効果が可視化することができ、ポートフォリオの最適化を図ることが可能だ。グルメ・ビューティー・ブライダル・不動産・中古車など、電話のコンバージョン比率の高い、数多くのポータルメディアで利用されている他、広告代理店や各種ツールベンダーでも広告効果の可視化、通話内容の分析等で活用されている。

マーケティング施策の正確な成果評価が可能に

マーケティング施策の正確な成果評価が可能に

その両者の連携が実現した。「CallTracker X AD EBiS連携」では、アドエビス上にCallTrackerが保有する通話データを取り込むことにより、通常のWebコンバージョンに加え、電話によるオフラインコンバージョンの広告成果を計測することができる。

オフラインコンバージョンにおける初回接触~コンバージョンまでのユーザーフローも可視化でき、マーケティング施策の正確な成果評価が可能となるのだ。オンラインとオフラインを合わせた包括的な広告評価により、デジタルマーケティングのパフォーマンス向上に寄与することとなる。

また、CallTrackerの通話データがアドエビスに加わることで、オフラインコンバージョンデータを活用したマーケティングのパーソナライゼーションを促進できる。例えば、電話でコンバージョンするユーザーの流入チャネルやコンバージョンに至るまでのリードタイムといったユーザー傾向の分析、デモグラフィック情報を組み合わせたペルソナ設計、広告やメール配信にも活用可能だ。

さらに価値を高めたアドエビス

ECでのマーケティングにおける効果測定は、Webやスマホアプリ経由での購入が基本となるので各種のデータをデジタルで計測することが比較的容易だ。一方で、リアル店舗と連携をする場合や、紙媒体での広告を展開したり、電話でのコンバージョンが発生する場合は、そのデータをデジタル化して定量化した分析を加えるには、いくつものハードルが存在するのも事実だった。

今回の連携によって、その中でもリアル媒体をはじめとした各種のプロモーション施策へのエンゲージメントから電話での反響やコンバージョンが発生するといった、これまでデジタル化しにくかったものをデータとして扱え、定量的な分析やより精度の高いマーケティング施策に活用できることになる。これまでも顕在層向け施策や潜在層向けの施策など広範なセグメントを網羅した分析が可能だったアドエビスがさらにその守備範囲を広げ、その有用性と価値を一段と高めたと言っていいだろう。

 ECノウハウ