ネスレ日本と佐川急便の挑戦 MACHI ECO便でみんなを笑顔に

ECのミカタ編集部

ネスレ日本株式会社(本社:兵庫県神戸市/代表:高岡 浩三)と佐川急便株式会社(本社:東京都江東区/代表:荒木 秀夫)は、新・宅配サービス「MACHI ECO便」を、2018年10月1日(月)から開始。人手不足や環境についての問題解決と、地域コミュニティの創出を目指す。

≪サービス利用方法≫
1)専用WEBサイトにアクセス。
2)様々な商品を組み合わせて、自分だけの定期便をつくる。
3)宅配方法、希望のECO HUBを選択。
4)商品を受け取る。

≪サービス開始地域≫
開始:2018年10月1日(月)
地域:東京6区(港区/品川区/千代田区/中央区/新宿区/渋谷区)、大阪4区(北区/中央区/福島区/此花区)。ほか順次拡大予定。

MACHI ECO便とは

ネスレは、急速に成長するEコマース市場を背景とした人手不足や環境についての問題解決を目指し、環境にやさしい新たな宅配サービスを開発。

新・宅配サービス「MACHI ECO便」は、ネスレ日本と佐川急便が共同でスタート。今後はさらに「MACHI ECO便」への参加企業も募り、ネスレ日本の商品に加えて、ファンケル、ルピシアの商品なども順次対象とし拡張していく予定だ。

MACHI ECO便の概要

MACHI ECO便の概要

まず各地域の人々の協力を仰ぎ、「ECO HUB(エコハブ)」と呼ばれるストックポイントの役割を担ってもらう。ECO HUBまでの倉庫業務から配送業務の管理、及び実務は、佐川急便が代行。

サービス利用者は、「近所のECO HUBに商品を取りに行く」もしくは「近所のECO HUBからができる。商品を配達してもらう」のいずれかを選択。「商品を取りに行く」を選択した場合は、商品代金から割引を受けることもできる。

一方で、ECO HUBに協力してもらった人にも手数料を還元。ECO HUBを拠点とすることで、同じ地域の人と人がつながる、世代の枠をこえた地域のコミュニティの創出を目指す。

「宅配マッチングプラットフォーム」でサービス利用者とECO HUBをつなぐ

「宅配マッチングプラットフォーム」でサービス利用者とECO HUBをつなぐ

サービス利用者は、近所のECO HUBを専用のWEBサイトで検索することができ、自分のニーズに合った配達方法や場所を選択することができる。
 
今後、ネスレと佐川急便は、両社が有する知見を相互に共有しながら、この「宅配マッチングプラットフォーム」を構築していく所存だ。

環境にやさしいサービス

環境にやさしいサービス

配送荷物をできるだけ1つにまとめて、佐川急便がECO HUBへ配送することで、トラックからのCO2排出量の削減につながる。

ECO HUBからの最終宅配は、原則として徒歩または自転車で行う。さらに、最終宅配先までの配送は段ボールを使用せず、荷物を取りに来るサービス利用者にはオリジナルのエコバッグを提供する。段ボール資材の使用もCO2排出量も削減し、「地球にやさしい」新たな配送サービスを提供。東京都内には専用の宅配ロッカーの設置も行う。

地域創出を目指す新しい取り組み

宅配の人手不足を解消し、地域コミュニティの活性化にも貢献する狙いがある今回の取り組み。

このサービスの面白いところは地域の人の協力が必須なことだろう。無理をするのではなく、周りの人々を巻き込んでサービス提供を行い、課題解決を目指す姿勢は他の事業者にもヒントになるのではないだろうか。

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