PayPal、第3四半期決算を発表。拡大するネット決済の効果のほどは
グローバル決済においてのプラットフォーム及びテクノロジーリーダーであるPayPalは、10⽉18⽇に第3四半期の業績を発表した。
法律の変更など決済に関する話題が注目を集めている今、PayPalの第3四半期はどうだったのだろうか。
Paypalとは
PayPalは1998年に設⽴以来、お⾦のやりとりをもっと⾃由に、もっと安全にすることを⽬指し、⼀貫してデジタル決済のイノベーションに努めてきた⽶シリコンバレーのフィンテックカンパニー。
消費者に対して安⼼・便利なネット、リアルとモバイルでのショッピングや個⼈間送⾦を実現するデジタルウォレットサービスを提供する⼀⽅、ビジネスに対してはシンプルかつ低コストな決済ソリューションから、越境EC・訪⽇観光EC、モバイル・アプリ、 シェアリングエコノミー(C2Cスキーム) 、 または次世代ショッピング&デジタルコマースまで対応できる幅広いプロダクトやサービスを提供している。
現在では200以上の国と地域で、100通貨 以上での決済、56通貨で銀⾏⼝座への⼊⾦、25通貨での⽀払いの受け取りが可能。
ネット決済のグローバルスタンダードとして、2億5,400万⼈が世界中でペイパルを利用。昨年約76億件の取引を決済し、うち27億件はモバイル決済という実績もある。
第3四半期決算の数字
2018年第3四半期の営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローは、 米国Synchronyへの消費者金融債権ポートフォリオ。この売却益を調整すると、第3四半期のフリー・キャッシュ・フローは、 772百万ドルにもなる。
収益は前年同期比14%増(FX ニュートラル: 14%)の36.8億ドルを達成。
年に 1 回以上利⽤するユーザーの数、アクティブアカウント数は、当四半期に910万件の増加。
その結果、合計決済件数は前年同期比27%増の25億件に上昇。取扱⾼の総合計は24%増の1,430億ドルと、右肩上がりだ。
第3四半期のモバイル端末経由の取扱高は、前年同期比約45%増を記録。当四半期の総取扱高の約40%を占める約570億ドルに達した。
2億5,400万人のアクティブユーザーという強固なマーケット
PayPalが2億5,400万人ものアクティブユーザーを抱えられるのは、サービスの拡充はもちろんのこと、世界でキャッシュレス化が進んでいるということもあるだろう。
その証拠にモバイル端末経由での取り扱い金額は前年より45%増えており、需要の拡大が伺える。
キャッシュレスが進むにつれて、消費者の購買形態も変化していくのだろうか、その流れに取り残されないためにも常に情報を収集する必要があるのではないだろうか。