Instagramショッピング機能を始めるためには?
2018年6月5日から開始したInstagramのショッピング機能。それまでは、InstagramからECサイトへ直接移動することはできなかったが、ショッピング機能の実装により直接移動することが可能となっている。機能実施から約5カ月。改めてInstagramショッピング機能とはどのようものか、始めるために必要なことをまとめたので参考にしてほしい。
Instagramショッピング機能とは?
改めてだがInstagramショッピング機能とは、Instagramへの投稿から直接ECサイトへ行き、商品を購入することができる機能だ。
これにより、Instagramで商品を「購入できるようになった」わけだが、上記の通り、ECサイトに飛ぶためには、大前提として、自らがECサイトを持っていることが必要である。Instagramで購入しているのではなく、Instagramはあくまでも、ECサイトへと飛ばす媒体という位置付けであることを理解しておきたい。
それでは、InstagramからどうやってECサイトで購入するまでにいたるのか。
普段の投稿と異なり、「ショッピング機能」が実装されている投稿には、画像の左下にショッピングバッグのアイコンが表示される。①このショッピングバッグをクリックし、②画像に表示された「商品名/価格」をクリック。そうすると、③商品の詳細情報が表示されます。「ウェブサイトで見る」をクリックすると④ECサイトへと移動し商品を購入することが可能となる。
ECサイトがショッピング機能を導入するためには、下記条件が必要になる。
●ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している
●Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである
●Instagramアカウントが所有権のあるFacebookページと接続されている
●Facebookページでショップセクションを追加もしくはビジネスマネージャでカタログを作成している(あるいはBASE、EC-Cubeなど、カタログ作成をサポートする国内事業者のECプラットフォームと連携する)
●上記の要件が満たされると、アカウント審査が行われ、製品のタグ付けができるようになる。
※出所元:Instagram、フィード投稿から商品が購入できる「ショッピング機能」を日本国内で導入開始
https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/06/instagram_shopping/
すなわち、Instagramショッピング機能を実施するためにはFacebookとInstagramでビジネスアカウントを作成し、両アカウントを連携する必要があるということだ。
ショッピング機能を導入できるショッピングカートは続々増加
また、ショッピング機能導入の必要条件にあるように、ショッピング機能とBASEやEC-Cubeなどいくつかのショッピングカートは連携を行なっている。
・ショッピング機能連携済みショッピングカート
・MakeShop/Shopify/aishipR/ショップサーブ/futureshop/CARTSTAR/BASE/EC-Cube/minne/Creema/メルカート
例えば、futureShopでは、Facebookビジネスマネージャーで作成するカタログに必要な商品データを、1日2回、futureShopに登録されている商品情報から自動連携が可能だ。
◆「FutureShop2」がInstagramショッピング機能と自動連携!メリットをアパレルECの「SPINNS」に聞いた
https://ecnomikata.com/original_news/19829/
また、Shopifyでは管理画面よりInstagramと連携を行い、連携が完了するとInstagram側で商品のタグ付けを行うことでショップ機能を利用することができる。
※詳しくは、各ショッピングカートのホームページをご覧いただくか、各社にお問い合わせください。
今後さらに、ECサイトにとって重要な役割を果たすInstagram
2018年6月に始まったInstagramのショッピング機能ですが、マージェリック社が2018年6月28日~7月3日に調査したデータでは約6割がショッピング機能を利用したいと回答している。
またセールスフォース・ドットコムの予測では”Eコマースサイトへの流入に関して最も急成長を遂げるソーシャルチャネルとしては、Instagramが浮上すると見込まれている。”など、ECサイトの新たな販路先となる可能性を示している。
早くからInstagramに挑戦し、自社にあった活用方法を見出してみてはいかがだろうか。