ブラックフライデーの実態とは?【Shufoo!調べ】

ECのミカタ編集部

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区/代表:金子眞吾)が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、ブラックフライデーに関する意識調査をおこなった。

「Shufoo!」を利用する全国の男女3,512名の消費者と、「Shufoo!」にチラシを掲載している小売店21社を対象としている。

今や国民的一大イベント!ブラックフライデーの認知度

今や国民的一大イベント!ブラックフライデーの認知度

2017年にブラックフライデーを知っていると回答した割合が30.7%だったのに対し、今年は61.8%。前年比2倍以上にまで大きく伸びる結果となった。

ブラックフライデーが日本へ本格参入して3年目にして、国民的一大イベントに発展したと言えそうだ。

昨年参加したユーザーは93.6%が好印象。圧倒的にイメージアップ

昨年参加したユーザーは93.6%が好印象。圧倒的にイメージアップ

ブラックフライデーのイメージについても、前年比で2倍以上イメージアップしたという結果に。

昨年「ポジティブ」「ややポジティブ」と回答したユーザーが38.2%だったのに対し、今年は63.2%。認知度の高まりと共に意欲度も飛躍的に伸びたことが明白だ。

注目すべきは「昨年ブラックフライデーに参加した」と回答したユーザーの93.6%が「ポジティブ」または「ややポジティブ」なイメージを持っていると回答していること。

参加したユーザーの満足度が非常に高く、リピータが増える可能性も高いだろう。予想以上に安くて良い買い物ができたことで、喜びの声が続々と上がっている。

・「ブラックフライデーセールのハムお楽しみセットを買った」(50 代女性 パート・アルバイト)
・「色々な食品を半額以下で買えたり、おもちゃを格安で買えたりしました」(40 代女性 専業主婦)
・「13000 円のコートを3000 円で買った」(40 代男性 会社員)
・「インナーを90%オフで買った」(40 代男性 会社員)
・「旦那の出張用スーツケースを半額で買った! 黒!」(30 代女性 パート・アルバイト)
・「黒色のトイレットペーパーを買った」(30 代女性 専業主婦)
・「クロにちなんで96 円の色々な商品を買った。焼き菓子など」(40 代女性 パート・アルバイト)
・「子供を連れておもちゃ量販店に行った。予想外の人で目当てのものは買えなかったが、子供も私も雰囲気で楽しめた」(20 代女性 専業主婦)

今年のトレンドは?購入したいものNo.1 は「日常的な食料品」

今年のトレンドは?購入したいものNo.1 は「日常的な食料品」

ユーザーが買いたいものを問うアンケートでは、「日常的な食料品」が全体の60.8%と大多数を占め、いつもの食料品をいつもより安く買うチャンスと考えているユーザーが圧倒的に多いようだ。

次いで、44.9%を占めるファッション関連、24.0%を占める家電、と続く。

具体的に今、気になっているモノや購入を検討しているモノでは、「ロボット掃除機」や「コードレス掃除機」など掃除機、次いで「冷蔵庫」「洗濯機」「4K テレビ」など生活家電、さらにはこれから冬を迎えるにあたって「暖房器具」「空気清浄機」などの季節家電を挙げる声も目立った。

9月に発売を開始した「iPhone Xs」や11月15日に解禁となる「ボジョレー・ヌーボー」などタイムリーなモノも注目を浴びている。「超特売品のみ購入する」(40代男性)という堅実な意見も。

予算は3万円以内が87.2%、欲しいものはセールで。

予算は3万円以内が87.2%、欲しいものはセールで。

買い物予算は、3万円以内と回答したユーザーが全体の87.2%を占めた。5,000円~10,000円を予定しているユーザーが28.9%で最も多い結果に。

次いで1~3万円の21.2%、3,000 円~5,000円の20.2%、「~3,000 円」は16.9%という結果になった。

欲しいものがブラックフライデーで安くなった場合の買い物への意欲度は、「絶対に購入したい」「なるべく購入したい」「あれば購入したい」と回答したユーザーが70.8%。セールを活用してお得に買い物をしたいという意見が圧倒的だ。

まずは生活に欠かせない食料品をいつもより安く購入し、これを機に掃除機や冷蔵庫など欲しいモノが超特価になることに期待を寄せ、予算に収まれば頑張って購入したい、というユーザーが多い傾向にある。

購入理由は「自分のため」。セールの需要

購入理由は「自分のため」。セールの需要

ブラックフライデーは誰のために買い物をするか、というアンケートに対しては、「自分」と回答したユーザーが87.4%で圧倒的に多かった。

続いて「配偶者・パートナー」(52.7%)、子ども(50.7%)と家族のために買いたいユーザーも半数以上。自分へのご褒美として、良いモノを安く手に入れられるセールは需要が高そうだ。

売る側も大盛り上がり

売る側も大盛り上がり

昨年の盛況を受け、販売側も今年はブラックフライデーを実施すると答えた企業は21社中9社。

顧客の満足度の高さから今年の盛り上がりに注目して初めて導入する企業もあれば、「世の中の流れ的に実施するべき」と施策を考える企業もあるようだ。

年末年始に次ぐ注目イベント、ブラックフライデー

年末年始に次ぐ注目イベント、ブラックフライデー

Shufoo!のチラシ閲覧PV数を見ても、年末年始に次いで2番目の閲覧数の高さを誇るブラックフライデー。アンケート結果を見る限り、今年は昨年以上の盛り上がりを見せることになるだろう。

ECでブラックフライデーが盛り上がるポイントは、日用品や食料品にプラスアルファで良いモノが安く買えるかも、とユーザーが期待できるところにある。EC事業者としては、1年に1度のビッグセールチャンスを逃す手はない。

 ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事