株式会社メルカリ（本社：東京都港区/代表：山田進太郎）は、自社研究開発組織 「mercari R4D」において、Vuzix Corporation（以下、Vuzix）が提供するARスマートグラス「Vuzix Blade®」を使用し た実証実験を開始した。
フリマアプリ「メルカリ」（以下、「メルカリ」）のスマートグラスに最適化したUI/UXの検証を目的としている。

ハンドジェスチャーだけで買い物が楽しめる？！

スマートグラスは、スマホやPCの操作を画面を映し出せる、眼鏡型のウェアラブルデバイスだ。スマートウォッチの眼鏡バージョンとでもいえばわかりやすいだろうか。

今回の実証実験では、スマートグラスを通して視界に入る範囲内の商品を指でさして選択し、メルカリ内で類似商品を検索することができたり、親指を立てればお気に入り登録できるシステムの稼働を実証する。将来的には、ハンドジェスチャーのみで商品の購入までできるようになることを目指す。

mercari R4Dとは

「mercari R4D（アールフォーディー）」は2017年12月に設立した、研究（Reseach）と4つのD、設計（Design）・開発（Development）・実装（Deployment）・破壊（Disruption ）を行動指針として活動する研究開発組織。XR（AR・VR・MR）、AI、量子コンピューティング、ブロックチェーン、 衛星データ活用などの研究を実施し、メルカリグループでの事業化、社会実装を目指している。

可能性を広げ続けるEC

現実にある物をハンドジェスチャーでネットに取り込む。まるでSF映画に出てくるような風景が、実現に近づいている。まさかフリマアプリを運営することで有名なメルカリが、その最先端を行くことになるとは、かつて誰が予測しただろうか。ECの発展は様々な技術はもとより、企業や人の可能性を広げてくれる。