LINEがVisaと提携し新クレジットカードを2019年中に投入

LINE Pay株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:高 永受)は、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、決済ソリューションを提供するグローバルリーダーである「Visa」と連携し、ブランド提携クレジットカードを2019年中に導入することを公表した。

利用が広がる「LINE Pay」

「LINE Pay」は、2014年12月のサービス開始より、銀行口座振替や、コンビニ、ATMなどから現金でチャージした残高を街のお店やオンラインショッピングでの支払いや送金に利用できるサービスを展開してきた。

別途アプリダウンロードや新規サービス登録も必要なく「LINE」内から規約同意のみで始められることもあって幅広いユーザーが利用しており、プリペイド式のサービスにも支持が集まっている。これまで多様な店舗でもユーザーがキャッシュレスで支払いできるよう、支払い方法のバリエーションを充実させてきていた。

初年度は3%のLINEポイント還元を予定

初年度は3%のLINEポイント還元を予定

今回、提携によって導入されるクレジットカードには、「Visa」のタッチ決済機能が搭載され、ユーザーは日本のみならず世界中の「Visa」加盟店でセキュアかつスピーディに利用できるようになるとしている。

初年度は、3%の「LINEポイント」還元を予定する。また、このクレジットカードを「LINE Pay」と連携すると、事前に残高のチャージをせずに「LINE Pay」加盟店でスマートフォン決済も利用できるようになる。またクレジットカードそのままでも、「LINE Pay」に連携し「コード支払い」にも利用となる見込みだ。

【クレジットカード概要】

[名称]
LINE Pay Visaクレジットカード(仮称)

[決済ブランド]
Visa

[加盟店数]
国内外約5,390万以上 (取引先金融機関等からの報告による)

[発行審査]
あり

[特長]
①クレジットカードをショッピングに利用すると、初年度は特典として「LINEポイント」3%が還元される。
②他の「LINE Pay」の支払い方法同様に、支払いと同時に「LINEウォレット」のLINEアカウントから決済通知を受け取ることができる。従来のクレジットカードにおける「お金を支払ったと感じにくい」心配もなく、かつ決済履歴にも反映されて家計簿での管理も簡単。
③「LINE Pay」に連携してスマートフォン決済にも利用できる。

利用頻度の高いユーザーに多くの特典も

利用頻度の高いユーザーに多くの特典も

「LINE Pay」の「Visa」ブランド提携クレジットカードは、カードの利用に応じて「LINEポイント」を含む様々な優待特典の提供を予定する。

利用頻度が高いユーザーにより多くの特典を提供するインセンティブプログラム「マイカラー」と組み合わせて利用に応じた「LINEポイント」を獲得できるようになる見込みだ。なお商品詳細は、後日改めて公表するとしている。

同社の述べているように、すでにプラットフォーム上でさまざまな決済方法に対応し、かつ多様な店舗でキャッシュレス決済が可能となっているLINEとLINE Payだが、Visaとの提携でさらに決済面での機能と利便性が高められ、LINEのエコシステム強化にも寄与することになりそうだ。

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