【農業×IoT】IoTで育った国産バナナ、EC展開で日本中に!

ECのミカタ編集部

アジアクエスト株式会社(本社:東京都千代田区/代表:桃井純)は、2019年1月31日、システム導入及び開発を支援しているネクストファーム株式会社(本社:宮崎県児湯郡/代表:内田匡彦)のWebサイトから宮崎県産無農薬バナナ「NEXT716」が購入できるEC機能を公開した。

ECでいつでもどこでもバナナが手に入る?!

アジアクエストは11月末にWebサイトを構築し、2019年1月31日にEC機能を追加した。

これまで宮崎県内百貨店や、宮崎空港内店舗、物産展、ふるさと納税でしか手に入れることができなかった、宮崎県産無農薬バナナ「NEXT716」が、Webサイトから簡単に購入できるようになった。

宮崎県川南町で無農薬バナナを栽培しているネクストファーム株式会社は、消費者によってより安心で安全なバナナを届けるとともに、農業全体の付加価値を高めていくことを目指している。

今後は、自社バナナを使用した幅広い商品をWebサイト内で購入できるようにしていくことを検討している。

宮崎県産無農薬バナナ「NEXT716」とは

バナナは寒さに弱いため、日本で販売されているバナナの99.9%は海外からの輸入で賄われている。

国内ではバナナ栽培の実績が少なく、アジアクエストは適切な栽培環境を把握するために、ハウス内にIoT機器の導入を支援。

湿度や温度、CO2などのデータを現場の管理者と作業者にリアルタイムで共有している。

そんな中開発された宮崎県産無農薬バナナ「NEXT716」は、1950年代に主流だった「グロスミシェル種」と呼ばれる品種で、現在はあまり出回っていない希少な品種とされている。

糖度が一般的なバナナの約15度を超えるなど非常に高く、香りも口当たりもよく甘さに満ちたバナナとして、密かに人気を集めている。

無農薬栽培で害虫駆除も手作業で行われており、皮ごと食べることができるほど安全性の高い品種だ。

春夏秋冬、おいしい地方の果物が食べられる日は近い

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宮崎県産無農薬バナナ「NEXT716」の例は、IoTで栽培環境を徹底管理し、ECによって販売を可能とした、現代農業の新しいモデルといえそうだ。

今後、春夏秋冬問わず地方の特産物を楽しめる日は近いかもしれない。

 


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