SBペイメントサービスのオンライン決済導入で、購買意欲促進へ
ソフトバンク株式会社の子会社であるSBペイメントサービス株式会社(以下「SBPS」)と職人工房合同会社(以下「職人工房」)は、SBPSのオンライン決済サービスと職人工房が提供するECサイト構築サービス「WooCommerce(ウーコマース)」を連携した。
2019年3月20日から「WooCommerce」を導入したECサイトで、SBPSのオンライン決済サービスの提供を開始した。
ECサイトにWordpressを利用している企業は必見
ECサイト構築サービス「WooCommerce」は、ブログソフトウェア「Wordpress」に接続するカート機能だ。
Wordpressを活用しているECサイトは、2018年12月時点で全体の32%にものぼり、日本でも成長しているサービスとされている。
今回のSBPSとWooCommerceとの連携によって、Wordpressを利用したECサイトでもSBPSが提供するクレジットカード決済、キャリア決済、Webコンビニ決済、Alipay国際決済の導入が可能となる。
ちなみに、WooCommerceを導入したECサイトでAlipay国際決済が利用できるようになるのは、今回初めてとなる。
ニーズやターゲットに合わせた支払いが可能に
SBPSが提供する決済手段は、ニーズやターゲットに合わせた決済を可能とする。
クレジットカード決済は、通常の決済に加えて定期購入・頒布会などの継続課金にも対応している。
頒布会は、会費を払っている顧客に対して毎回異なるおすすめの商品などを定期的に送る仕組みだ。
また、海外向け決済としてAlipay国際決済が導入されるのは大きい。
アリババグループが提供する中国最大規模のオンライン決済サービスで、システム接続や通貨換算、海外送金などはSBPSが一貫して対応する。
Alipay国際決済に対応できるようになれば、購買力の高い中国ユーザーをターゲットとすることもできる。
販路を広げたい、越境ECを考えている企業には利点と言えるだろう。
決済サービスが購買基準のひとつに
多種多様なオンライン決済サービスが増えてきている今、消費者は商品やサービスの値段や質の他に、決済サービスも購買を決定する基準のひとつとして捉えるようになってきている。
如何に効果的な決済手段を選ぶかも、企業の腕の見せどころかもしれない。