楽天球場の「うまいものパーク」をリニューアル!完全キャッシュレス化導入で売上も増加
楽天株式会社と株式会社楽天野球団は4月1日(月)「楽天生命パーク宮城」の開幕戦に合わせ「楽天うまいものパーク」を2年ぶりにリニューアルした。楽天生命パーク宮城は、プロ野球チームの本拠地スタジアムとしては世界で初めて、スタジアム全店舗におけるキャッシュレス化(非現金化)に取り組んでいる。
2年ぶりのリニューアル
楽天株式会社と株式会社楽天野球団は4月1日(月)「楽天生命パーク宮城」の開幕戦に合わせ「楽天うまいものパーク」を2年ぶりにリニューアルした。
「楽天うまいものパーク」では、「楽天市場」に出店する1万を超えるグルメショップの中から厳選された、人気店舗のグルメ5商品8種を新たに販売している。来訪客は、楽天市場」でランキングを獲得した人気の商品や、スタジアムでしか食べられない限定商品を、野球観戦をしながら手軽に楽しむことができる。
楽天だからこそできた完全キャッシュレス化
「楽天生命パーク宮城」は2019年から、“キャッシュレススタジアム”として、決済手段を、キャッシュレス決済のみにしている。場内の各ショップでも「楽天市場」の人気グルメなどを、キャッシュレス決済で購入可能になっている。
日本国内をみても、プロスポーツ施設や競技施設、あるいは商業施設などで、ひとつの施設内をまるごとキャッシュレス決済のみにするというのは、異例かつ斬新な取り組みと言える。
ECプラットフォームである楽天市場を基軸として、傘下に楽天イーグルスというプロ野球球団を保有し、キャッシュレス決済を含めた巨大エコシステムを展開する楽天ならではの施策とも言えるだろう。
ファンからも好評
「楽天うまいものパーク」のリニューアルと完全キャッシュレス化については、多くの来訪客や野球ファンから好評の声があったそうで4月2日本拠地開幕戦初日の本ショップの売上は、前年を上回ることができたとのことだ。
楽天では、開幕戦当日は雪の影響で一時試合中断となったが、今年の店舗コンセプトである『ワンハンドで食べやすい「楽天市場」人気のグルメを販売』したことも功を奏し、昨年を上回る初日売上となったとしている。
にわかに活気づいている日本国内のキャッシュレス市場だが、同一の施設内で完全キャッシュレス化まで踏み切ったのは、いかにも楽天らしいと言える。今後他のキャッシュレスサービスの提供事業者などが、同様の動きとして追随するのかにも注目だ。