空きスペースを活用してメーカーとユーザーをつなぐ『カタルスペース』がサービスイン
株式会社Catalu JAPAN(本社:東京都新宿区、代表取締役:吉本 正、以下「Catalu JAPAN」)は、店舗の遊休スペースの収益化を目指す店舗と自社製品の認知度向上・良さを消費者に直接伝えたい製造業者を繋ぐシェアリングサービスサイト「カタルスペース」を開設し、4月15日(月)に正式にサービスインした。
店舗の空きスペースを有効活用
「カタルスペース」は、主に都心にある店舗の遊休スペース(棚やレジ脇、壁等)を検索し、製造業者や職人の製品を展示するスペースとして借りる事ができるシェアリングサービスサイトだ。
サービスを提供するCatalu JAPANでは、製品のターゲットになる顧客層が来店する店舗に展示する事により、確実に製品を認知させる事ができるとしている。また店舗には予めQRコード・NFCチップを内蔵したプレートを設置しているので、そこから任意の情報サイト・イベントサイト・ECサイトへの誘導にまでつなげるとのことだ。
専用の画面からプレートへのアクセス数等が確認できるので、効果を確実に捉えることができることになる。店舗側にとっても、展示する事による副収入はもちろん、製品展示による新規顧客の獲得、製品をきっかけにしたコミュニケーション増加によるリピート顧客の獲得等、様々なメリットがあるとしている。
まずはアイテムを認知してもらうことが大切
同社ではサービス開発の背景として次のように述べている。自社製品を扱う事業体にとって販路獲得・販売拡大は喫緊の課題だ。ECサイトの開設、ECモールへの出店、アンテナショップへの出店、大都市でのイベント開催等の積極的な取り組みをしている事業者も多いところだ、
一方で、実際の集客となると中小事業者にとっては大きな投資の割に効果が見えない・小さいという課題もある。同社ではこの点についてプロモーション上、まずは認知してもらうというところが最も重要かつ最も難しい要素となるとしている。
そこで同社ではこの課題に取り組むため、手軽かつピンポイントでターゲット層に製品を認知してもらうことのできる解決策をとして「カタルスペース」のサービス開発と提供に至ったのだ。
「カタルスペース」でできること
「カタルスペース」の製造者と店舗側それぞれで「できること」の概要は次の通りだ。
◆【製造業者側】
[店舗の検索]
店舗の位置、外観・内装等の雰囲気、客層等から製品を展示する店舗を検索できる。
[メッセージのやり取り]
店舗と製品や展示内容等について、メッセージのやり取りができる。
[外部サイトとの連動]
QRコード・NFCチップからリンクさせる事ができる外部サイトを設定できる。
[効果の見える化]
製品単位で特定期間や展示店舗毎のアクセス数について随時確認することができる。
◆【店舗側】
[製品の検索]
製品を属性、テーマやターゲット顧客層等から検索ができる。
[メッセージのやり取り]
製造業者と製品や展示内容等について、メッセージのやり取りできる。
[提案の選択]
製造業者からの展示製品提案に関して承諾、非承諾を行うことができる。
[効果の見える化]
展示製品に関して特定期間や製品毎のアクセス数について随時確認することができる。
サービス利用料金
[製造業者側]
初期導入費:無料
月額費用:無料〜 (お試しプランの場合)
[店舗側]
初期導入費:5,800円
月額費用:無料
まずは100店舗100社登録を目指す
同社では今後の展望として次のように述べている。同サービスでは年内に登録数を店舗100店舗、製造業者100社まで拡大させることを目指す。今後は在住・訪日外国人消費者向けに多言語化対応機能、店舗と製造業者のコラボレーション機能をはじめ、様々な機能拡張を予定している。
またネット上のマッチングサービスだけではなく、同社独自の展示会である「あなたの知らないXX展」も不定期開催中だ。同社のユーザー限定でサンプル製品を送るだけで無料、もしくは格安にて出展可能だ。
その他、店舗と製造業者の共催イベントを始め、様々な企業と遊休スペースと製品を使ったコラボレーションイベントも開催していく計画で、このような活動を通じてモノづくりに携わる、応援したい全ての人に幅広い機会を提供していきたいとしている。
店舗を介してメーカーとユーザーをつなぐ「カタルスペース」。ECだけではなく、実際にユーザーの目と手に触れる場を求める製造主にとって強い味方となりそうだ。