10代女性は韓国・シニアはイタリアを参考に 楽天が「フリマアプリ『ラクマ』ユーザーに聞いた参考にするファッションに関するアンケート調査」を公表
楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、4年連続の実施となる、「ラクマ」ユーザーを対象にした「参考にするファッション」に関するアンケート調査の結果を公表した。
<アンケート調査概要>
[調査期間]
2019年6月12日~2019年6月13日
[調査対象]
フリマアプリ「ラクマ」ユーザー 3,845名
若年層は韓国、シニアはイタリアを参考に
「ラクマ」ユーザーに、「日本以外で最もファッションの参考にしている国を教えてください(単一回答)」と質問したところ、10代・20代では「韓国」、30代・40代・50代では「アメリカ」、60代以上のシニア層では「フランス」が1位という結果になった。
国別に見てみると「韓国」は若年層に人気で、世代が上がるにつれて支持率が減少しました。「アメリカ」は全世代で安定した支持を得ており「フランス」と「イタリア」は年代があがるにつれて支持率が増加した。
特に「イタリア」は主要5カ国のうち、10代・20代では支持率が最下位だった、シニア層ではトップを競うほどの人気を得た。このことから、年齢層が高いユーザーほど欧州ファッションに注目しているということがわかる。
10代女性「韓国ファッションを参考」3年連続上昇
10代女性の「日本以外で最もファッションの参考にしている国を教えてください(単一回答)」という質問に対する回答を詳しくみると、「韓国」が70%以上の支持を得た。調査は今回で4年目となるが、10代女性では「韓国ファッション」が毎年1位となっており、その人気も3年連続で上昇していることがわかった。
「韓国は安さ・イタリアはブランド」
各国のファッションに注目する理由を明らかにすべく、「(前質問で)回答された国のファッションに注目する理由を教えてください(複数回答)」という質問をしたところ、韓国ファッションは68%のユーザーが「安くて気軽に買えるから」と回答し、前年同様1位となった。
アメリカファッションとフランスファッションでは「自分らしさを表現できるから」、イタリアファッションでは「信頼できるブランドがあるから」がそれぞれ1位となった。
情報源「韓国はインスタ・欧米は雑誌」
「参考にしている国のファッション情報をどのように得ているか教えてください(複数回答)」という質問では、韓国ファッションは「Instagram」、アメリカ・フランス・イタリアファッションは「雑誌」が1位となった。
また韓国・アメリカファッションに関しては、「テレビ」が3位以内にランクインした。年齢層の高いユーザーから支持が多かったフランス・イタリアファッションは、「ブランドサイト」が3位以内にランクインし、イタリアファッションに限ると、他国で回答が少なかった「その他インターネット」が3位にランクインした。
国別人気ファッションブランド
各国で人気のファッションブランドを明らかにするため、「ラクマ」での各国ブランドの取引数(※)を調査したところ、韓国ファッションは「DHOLIC」、アメリカファッションは「NIKE」、フランスファッションは「CHANEL」、イタリアファッションは「GUCCI」が1位となった。
各国の人気ブランドを詳しくみると、韓国ファッションでは、通販サイトで手頃な値段で購入することができる3ブランドが人気を集めた。アメリカファッションでは、「NIKE」や「Supreme」などスポーツファッションやストリートファッションで地位を確立しているブランドがランクイン。
フランス・イタリアファッションでは、歴史のあるラグジュアリーブランドが支持を集めたが、イタリアファッションの3位には近年ストリートファッションで人気が上昇している「OFF-WHITE」がランクインした。
※「ラクマ」での各国ブランドの取引数:2019年6月1日~6月30日の取引数を集計
世代別に動向がはっきりと分かれる
調査結果にあるように10代女性の韓国人気が3年連続上昇し70%以上が韓国ファッションを参考にしていた。また10~20代は韓国、30~50代はアメリカ、シニアはフランス・イタリアを支持していることがわかった。
さらに各国に注目する理由について、韓国は「安さ」、欧米は「自分らしさの表現」や「ブランド」となり、各国ファッションの情報源について韓国は「Instagram」、欧米は「雑誌」から得るが多数で、「ラクマ」での取引数トップブランド、韓国は「DHOLIC」など通販サイトブランドが人気となった。
このように今回の調査では年代別のファッションに対するマインド、特にどの国のファッションを参考にしているかが明らかとなった。世代別ではっきりと参考にする国が違うのも興味深い。
シニアはある程度、値が張るものでも伝統的なブランドがひしめく欧州を参考にし、若年層は安価でかつ手軽に流行を追える韓国ファッションを好んでいるようだ。EC事業を展開する上でもこうした世代別の動向に関するデータは大いに参考にできるのではないだろうか。