アリババがショッピングイベント『天猫ダブルイレブン』を開催 20万以上のブランドが参加し100万の新商品を提供

ECのミカタ編集部

アリババグループは2019年10月21日、2019年「天猫ダブルイレブン(俗称:独身の日)」ショッピングフェスティバルを開始した。毎年実施している本イベントは11年目に突入し、今年は「新たな消費」「新たなビジネス」そして「より環境に優しい社会への貢献活動」に注力している。

今年は20万以上のブランドが参加

11月11日にピークを迎える「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルは、グローバルサプライチェーンを活用して、新しいブランドや新商品に対する中国の消費者の需要の高まりに応える。

今年は20万以上のブランドが参加し、100万の新商品が提供される。11月11日当日に、5億人以上のユーザーが参加し、昨年より1億人が増加する見込みだ。また「天猫ダブルイレブン」セール期間中のプロモーションやキャンペーンを通じて、消費者に合計約500億人民元(約7,500億円)の割引を提供する予定となっている。

10月21日の夜、「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルを記念して2時間のファッションショー「天猫コレクション(天猫双11全球潮流盛典:Tmall Collection)」を開催し、17のオンラインメディアチャンネルで生中継される。「See Now, Buy Now」機能を備えており、初回の予約販売で新商品をすぐに注文可能だ。ファッションショーの主なカテゴリーは昨年から拡大し、消費財、電化製品、ファッションアパレル、アクセサリーが含まれる。

天猫(Tmall)の旗艦店を2.0にアップデート

今回、数千ブランドが「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルに備えて天猫(Tmall)の旗艦店を2.0にアップデートした。バージョン2.0は、豊富でインタラクティブなコンテンツとオムニチャネル体験を通して、ブランドが消費者との関わりを深めるための新しい機能とツールを提供する。

数ヶ月前に展開されたこのアップデートによって、企業が自らの旗艦店をカスタマイズすることで、様々なタイプの消費者層のニーズに基づいて、コンテンツと商品プロモーションを提供することが可能になった。天猫(Tmall)は1年後に、より多くのブランドが店舗を2.0にアップデートすることを目指している。

新興地域への注力の成功

アリババグループは中国北東部のハルビン市で初めて、同時キックオフイベントを開催し、中国の新興地域市場で消費者および中小企業にサービスを提供することに重点を置いていることを強調した。2019年4-6月の四半期で、アリババグループの新たな月間アクティブコンシューマー数の約70%が新興市場から来ている。

アリババグループCMOの董本洪(Chris Tung)氏は次のように述べている。

「中国の新興地域への注力の成功は、新たな顧客獲得の成長に反映されています。私たちは地元の企業や工場のデジタル化を等しく支援したいと考えており、これにより、作業効率や、全国の顧客との関係構築力が向上します。

アリババグループはデータ分析とIoT技術を初めて提供し、既に1,000以上の工場のオペレーションのデジタル化を支援してきました。最終的な目標として、10万ブランドの育成、100万人の雇用創出、1万のデジタル工場の構築を目指しています。アリババグループの『ビジネスオペレーティングシステム』を通じて、商品のイノベーションと開発が加速すると同時に、工場のオペレーションがより効率的になります」

エコに配慮し世界に発信する

淘宝網および天猫 バイスプレジデント 蒋凡(Fan Jiang)氏のコメント

「私たちは、消費需要を喚起し、新しいブランドや商品を通じて中国のライフスタイルの向上をサポートすることを目指しています。データドリブンによる商品イノベーションおよび的確な消費者インサイトの把握を通じて、中国および世界中の出店企業のビジネス成長を支援します。同時に、中国の都市沿岸部や新興地域の消費者を惹き付けるために、レコメンデーション技術やコンテンツ主導のユーザーエンゲージメントツールを活用し、消費者により買い物を楽しんでいただくようにします。なお、環境に優しいショッピングフェスティバルを目指し、私たちの技術を通じてエコな取り組みをしていきたいと考えています」

アリババグループの越境オンラインマーケットプレイスの天猫国際(Tmall Global)では、今年の「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルに78の国と地域から2万2,000以上のグローバルブランドが参加し、国際的な商品の幅広い選択肢を消費者に提供する。

東南アジアの主要ECプラットフォームであるラザダ(Lazada)は、「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルへの参加は今年で2回目となる。6の市場で記録的な数の加盟店と消費者を惹きつけるため、買い物とエンターテインメントの革新的な融合である「エンタメ型ショッピング(shoppertainment)」を進めていく予定だ。

アリエクスプレス(AliExpress)は、200以上の国と地域に提供し続けると同時に、ロシア、スペイン、イタリア、トルコの地元出店企業が「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルに初めて参加することを可能にした。

昨年の「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルに初参加し南アジアの小売市場を席巻した、南アジア最大のECプラットフォームであるダラズ(Daraz)は、今年再びパキスタン、スリランカ、ミャンマー、バングラデシュ、ネパールでイベントの準備を進めている。インドでは、ペイティーエム(Paytm)、Vmate、9Appsが合同でUCショッピングフェスティバル(UC Shopping Festival)に参加。

フリギー(Fliggy)は、200以上の旅行先へ行く3万以上の様々なバケーションパッケージを提供し、中国人観光客の旅行需要を満たす。何千人もの旅行専門のインフルエンサーが、「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルの期間にライブストリーミング形式で旅のヒントや提案を提供する。

このように11年目に突入した同ショッピングイベントは、新興市場の熱度を貪欲に取り込みながら、さらにECの新たな波を世界に向けて発信するものとなりそうだ。


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