SNSで認知度を獲得しやすいアイテムは?アスマークが20代~40代を対象にSNS利用の最新動向を調査
マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(旧株式会社マーシュ)(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、SNSを週1回以上利用する20~49歳の男女(※この調査では20代を若者と定義した上で30-40代と比較)に「若者のSNSに関する調査」を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。
調査概要
調査名 :若者のSNSに関する調査
調査対象者:SNSを週1回以上利用する20~49歳男女
※この調査では20代を若者と定義し、30-40代と比較
有効回答数:600ss
割付 :性年代均等(SNS利用者の性年代構成比に合わせてウェイトバック集計を実施)
調査期間 :2019年11月14日(木)~2019年11月15日(金)
調査方法 :インターネット調査
調査機関 :株式会社アスマーク(旧株式会社マーシュ)
SNSはどのように使い分けられているか
各サービスの利用者全体で見ると、情報収集はTwitter・Instagram、友人知人の近況確認はFacebook・Instagramと目的によってサービスの使い分けがされているが、20代では、情報収集も友人知人の近況確認もTwitter・Instagramに集中している。
SNSで商品認知を獲得しやすい商品ジャンルは?
SNSをきっかけにした商品認知率が高いスマホアプリ・食品・お菓子・スキンケア製品・メイクアップ化粧品は、SNSの広告や投稿で商品を認知させやすいジャンルと言える。20代は30-40代に比べて、SNSでスマホアプリ・お菓子をより認知している。
SNSで情報を検索する商品ジャンルは?
女性20代は、他の属性に比べて、メイクアップ化粧品・スキンケア製品・お菓子・ヘアケア製品・飲食店のリサーチにSNSを活用している。男性では20代で、スマホアプリの検索にSNSが活用されている。
まとめ
調査結果にもあったが、若年層は30-40代ほどサービスの使い分けを行わずにTwitter・Instagramを集中的に利用しており、SNSはスマホアプリ・食品・お菓子・スキンケア・メイクアップ化粧品の認知を獲得しやすいことが明らかとなった。また女性20代は「美」と「飲食」にまつわる情報の検索にSNSを積極的に活用していることも浮き彫りとなっている。
SNSについては言うまでもなくEC事業を展開する上での重要なマーケティング・プロモーションのフィールドだ。モバイルからのEC利用の比重が目立って拡大する中で、その重要性はさらに増していくことが予想される。同時にその消費者動向は、これまでの各種調査からも短いスパンで複雑に変化することが常であり、各種の施策を展開する上でも最新の動向をキャッチアップすることが求められそうだ。