2020年のトレンドは?3億2000万人のユーザーから作られたPinterest100
ピンタレスト・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区/代表:舩越貴之)は、レポートPinterest100を発表した。
3億2000万人の行動からトレンドを発掘
Pinterestは、アイデアを画像検索するビジュアルディスカバリーエンジンだ。
世界で毎月3億2000万人のユーザーの数が活用しているとされており、その行動の中からいま起こりつつあるトレンドを発見する分析結果を得ることができる。
Pinterest100は、次に来るトレンドを、フード、インテリア、スタイル、ビューティー、旅行、ファミリーなどカテゴリ別にアイデアを紹介する年刊レポートだ。
2019年はより広く、カルチャーの動きと消費者行動の変化を示す10 のテーマに分けてトレンドをまとめた。
現代を象徴する10のトレンドカテゴリ
1)ジェンダーにとらわれない
ジェンダーレスな選択を求めるようになった今、商品はもとより名前までもがジェンダーレスを意識し始めている。
2)エシカル消費
地球にやさしい習慣を暮らしに取り入れようという志向が強く、シェアリングやサブスクリプションといったサービスの活用で物を持たない生活も注目されている。
3)バランスを見つける
日本でも「働き方改革」が推進され、不安やストレス、倦怠感を解消するための検索需要が高まっている。
4)居心地のいい家づくり
家で仕事ができたり、オフィス環境を整えたり、といった働く環境を整える動きが広まっている。
5)世界中から刺激を受ける
デジタルメディアを通じて、パスポートがなくても世界中の文化に触れられるようになった。
6)溢れるペット愛
ペットは今や家族同然、という人が増えてきている。
7)レスポンシブル・ツーリズム
エシカル消費同様、地球への影響を考える人が増えてきた。
8)自然と触れ合う
デジタルメディアの普及に比例して、自然とのふれあいにも需要が高まっているようだ。
9)宇宙ブーム
テクノロジーの進化で、年々宇宙を身近に感じられるようになってきて、人々の宇宙への関心が高まっている。
10)90年代ブーム再燃
大人になった90年代が、子供のころを思い出してワクワクとしている。
枠にとらわれない生き方
10のカテゴリを見ると、デジタルの普及によって職場と家、国と国など、境界がなくなりつつあることがわかる。
また、デジタルの進歩による自然破壊も懸念されているようだ。
生活が便利になり、行動の幅も境界を越えている現状の背景には、ECが関連していることも大きいだろう。
2020年はECによってどこまで境界が取り除かれるか注目したい。