新たな広告需要の創造へ。博報堂DYメディアパートナーズとGunosyの協業プロジェクト発足
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区/代表:矢嶋弘毅、以下「博報堂DYメディアパートナーズ」)と、株式会社Gunosy(本社:東京都港区/代表:竹谷祐哉、以下「Gunosy」)は協業プロジェクトを開始することを発表した。
広告業界のさらなる需要を創造する
今回の協業プロジェクトは、広告市場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて多種多様な広告枠の潜在価値を可視化し、広告業界のさらなる需要創造を行うことを目的とする。
協業プロジェクトの3つの取り組み
本プロジェクトでは、以下のような取り組みを予定している。
1)広告枠の潜在価値を定量化できる広告PDCAシステムの開発
博報堂DYメディアパートナーズが保有する媒体データと、Gunosyのコンテンツ評価技術を組合せ、これまで定量化できなかった部分も含めて広告効果を可視化できるソリューションを開発する。
これまで効果が見えないという理由で敬遠されてきた枠に対する、広告主の需要喚起につなげる。
2)様々な広告枠を一元的にパッケージ化できる販売支援ツールの開発
様々な広告枠を横断した広告パッケージの組成を可能とするソリューションを開発する。
博報堂DYメディアパートナーズのメディアプランニングデータと、Gunosyが提供するアプリ内で培ってきた最適化アルゴリズムとデータドリブンな運用の能力を融合し、単体では価値を発揮しきれなかった広告枠にさらなる付加価値を加えた販売を目指す。
3)広告取引のDX化に関する技術開発ならびに人材開発
Gunosyがこれまでに培ってきた最適化アルゴリズムとデータドリブンな運用の能力に加えて、博報堂DYメディアパートナーズが培ってきたオペレーション・プラニングノウハウを融合させ、広告業のDXに特化した技術を開発。
同時に技術を運用しサービス化できるエンジニア人材の開発を推進する。
テクノロジーの進化は、広告市場にも大きく影響する
5GやIoTといったテクノロジーの進化により、今後ますますあらゆるモノと生活者が常時接続されるようになっていくことが想定される。
その結果、様々なタッチポイントが創出されるのに比例して、広告商品も多様化し、広告市場も大きく変化していくと考えられる。
広告業界では、これまでもインターネット広告に代表される様々なデジタル化に対応してきた。
しかしより一層多種多様な広告商品が爆発的に創出されていく世界が見えてきている中で、広告商品の取引プロセス、広告素材の制作、広告効果の可視化や評価について、様々な偏りや非効率さが顕著になることも予想される。
本プロジェクトは、このような非効率をデジタルテクノロジーの力で可視化・効率化することにより、広告業界に眠る潜在需要を活性化できることが期待されている。