メール受信者の行動に応じた配信を自動でできる ユミルリンク『Cuenote FC』がシナリオ配信機能の提供を開始
阪急阪神ホールディングスグループのユミルリンク株式会社(代表取締役社長:清水 亘、本社:東京都渋谷区)は、メール配信システム「Cuenote FC」にシナリオ配信機能を追加した最新版を2020年1月28日より提供を開始した。
シナリオメール配信を自動化
ユミルリンクが提供するメッセージングソリューション「Cuenote」シリーズは、独自に開発したメール配信エンジン(MTA)によりメール・SMS配信が高速・確実に実行でき、月間のメール・SMS配信数は国内最大規模となる40億通を誇る。
さらにシンプルで簡単に操作できることから、各自治体や大手企業をはじめ多くの企業・団体にご利用いただいており、サービス契約数は1,600を超える(2020年1月時点)。
今回Cuenote FCに新たに追加するシナリオ配信機能では、メール受信者の行動(メールの開封、クリック、コンバージョン)に応じてメールコンテンツを自動で送り分ける「シナリオメール」配信を自動化することができるという。
同機能の活用により、シナリオメール配信に係る煩雑な工程を自動化し運用効率を改善するとともに、受信者とのエンゲージメントをより高め、メールマーケティングの効果向上を図ることができるようになる。また同機能はCuenote FCの標準機能として追加料金なしで利用が可能だ。
シナリオ配信機能の特徴
同社がまとめる同機能の特徴は次の通りだ・
◆受信者の行動に応じたメール配信が手軽に行える
予め指定した配信に対する「開封」「クリック」「コンバージョン」のいずれかを条件として、メール受信者の行動に応じ配信内容を自動で分岐させることができる。
(※)「開封」は判定対象の配信がHTMLメールである場合に選択可能。「コンバージョン」は契約プランにより提供の有無が異なる。
◆メールマーケティングを自動化
これまで手動で行っていた工程(メール受信者の行動分析、リスト作成、配信設定)を自動化でき、シナリオ配信にかかる工数・時間を大幅に短縮できる。
◆きめ細かいユーザー抽出・条件分岐にも対応
Cuenote FCでは、メール受信者の行動以外のユーザー抽出条件も細かく指定できることから、「居住地」「年代」「興味・関心」等任意の項目による対象者設定・条件分岐が可能だ。
◆HTMLエディター搭載で反応を引き出すメール配信が可能
Cuenote FCでは、直感操作で簡単にHTMLメールを作成できるエディターを標準搭載しており、専門知識不要で、スマートフォン向けのレスポンシブ対応HTMLメールが作成できる。画像等を活用したメールで受信者反応を高めるとともに、HTML配信の場合「全体の開封率」及び「ユーザー毎の開封アクションの有無」の取得も可能なため、より詳細な効果測定及びセグメント分けが行える。
◆判定間隔は「最短1日」から設定可能
配信ののち、メール受信者の行動の有無を判定して次回のシナリオ配信を行うまでの間隔は、最短で1日から任意のタイミングを設定できる。
マーケティング効果を高める拡充に努める
今回の提供開始に際して同社では次のように述べている。
「ユミルリンクでは、これまでも任意のセグメントやスケジュールに応じて、自動でメールを配信できる『フォローアップ機能』、RFM分析やメールの行動データを基に分析、セグメント抽出を行える『分析ツール』機能などを提供し、ご利用企業様のきめ細かいメールマーケティングを支援してまいりました。今後も、企業と消費者のコミュニケーションを実現するメール配信システムのプラットフォームとしてさまざまなデータを活用し、マーケティング効果を高める機能やサービスの拡充に努めてまいります」
ECにおけるマーケティングやプロモーション手法としても根強く活用されているメール配信。今回の機能追加によって受け手の状況に応じた配信が可能になり、開封率をうながすことでエンゲージメントやコンバージョンの向上にもつながることになりそうだ。