新型コロナ収束後のインバウンド消費回復に向けて。日本の実情を正しく伝える取り組み

ECのミカタ編集部

株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区、支社:台湾台北市、代表:吉田皓一、以下「ジーリーメディア」)は、新型コロナウイルス感染拡大により訪日客激減に苦しむ日本国内の企業や自治体に向け、3月17日(火)より「ラーチーゴー!日本」上での緊急支援施策を開始した。

コロナウイルス危機の混乱収束後の集客を目指して

ジーリーメディアの運営する訪日台湾人・香港人向け No.1 日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」( 以下、「ラーチーゴー!日本」)は、台湾・香港人向け日本観光情報サイトでは最大規模の月間利用者数250 万人以上を誇っている。

今回物販支援として、輸出可能な商品を販売するメーカーなどを対象に、「ラーチーゴー!日本」内で商品の記事掲載と ECカート作成を無料で提供する。
対象商品は、応募商品の中から台湾側のニーズ等を勘案し、ジーリーメディアが選定。
対象となった企業・団体の希望があれば、ジーリーメディアが運営する台北市内のアンテナショップ「MiCHi cafe」の展示スペースを2か月間無料で提供する。
ECへの誘導も促し、輸出・販売の促進に努める。

また、情報発信支援として官公庁、自治体、企業などが実施している感染拡大防止策等の情報を募集し、ジーリーメディアによる審査を経て「ラーチーゴー!日本」に無料で掲載する。

日本各地の取組みについて情報源を明確にして伝えることで、観光客の不安を解消し、収束後早期の訪日客復活を後押しする。

本支援は、2020年4月末まで応募予定だ。

新型コロナウイルスの拡大が懸念されても、台湾人の訪日意向は健在

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する状況を受け、ジーリーメディアは2020年2 月26日(水)~3月8日(日)に「ラーチーゴー!日本」緊急ユーザーアンケートを実施した。

結果、訪日を予定していた台湾人のうち「キャンセル」27%に対し、「延期」が 41%、「決行」が 31%となった。

台湾の訪日意向は変わらず堅調であることが伺える。

新型コロナウイルスの危機が収束してからが本番

新型コロナウイルスの危機が収束してからが本番

新型コロナウイルスについて、台湾は水際防衛対策のスピードが早く、感染拡大の防止に成功したといわれている。

台湾では日本の対応への関心が高く、日本は対応が遅いのではないかと疑問に思う人も多いため、ジーリーメディアの代表取締役社長、吉田皓一氏はYouTubeで解説を行った。
結果として10社以上の台湾メディアから相次いで転載依頼を受けることになり、日本の正しい情報を知りたいという視聴者が増えているようだ。

今回の緊急施策は、訪日延期やキャンセルを余儀なくされた台湾人に、日本
の生の情報を入手可能にすることで、訪日意欲を維持してもらうためのものでもあるという。

東日本大震災後、いち早く訪日客が回復したのは台湾だった。政治情勢等の影響を受けにくい傾向もある。
収束後の迅速なインバウンド需要回復の一助として、ジーリーメディアは今できることに最大限尽力していく所存だ。


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