魚介類のオンライン直売所『UONTED』が正式リリース 初期費用や月額費用なしで生産者を支援

ECのミカタ編集部

株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775)の出資先である、株式会社咲弥(本社:東京都千代田区、代表取締役:大戸吹貫)は、水産品を生産者から直接購入できる水産特化のマーケットプレイス「UONTED(ウオンテッド)」の正式提供を開始した。

生産者を募集中

ガイアックス社の出資先である咲弥社は、水産品を生産者から直接購入できる水産特化のマーケットプレイス「UONTED(ウオンテッド)」の正式提供を開始し、あわせて生産者の募集を行っている。同社によれば新型コロナウイルスの影響による飲食店の営業自粛や休業により魚の価格下落が続いているが、緊急事態宣言が解除された現在も需要はまだ戻っていないという。「UONTED」は、魚の価格低迷に悩む生産者と生産者を応援したい消費者とをTwitter上で直接つなげ、魚の応援消費を促進するとしている。

初期費用や月額費用なし

初期費用や月額費用なし

前述のように魚のオンライン直売所UONTED(ウオンテッド)とは、登録している生産者から水産品を直接購入できるオンライン直売所だ。市場に出回っていない珍しい魚や加工品など水産に関わる商品が購入可能だという。生産者は登録に関する初期費用や月額費用なしに商品の出品ができる。さらに応援消費キャンペーンとして6月末まで販売手数料を無料としている。

◆利用の流れ(消費者)
1.UONTEDに登録
2.欲しい魚を探す
3.魚を生産者に注文
4.受け取り時に代金支払い

魚を直接販売する「ちょうどいい」手段へ

魚を直接販売する「ちょうどいい」手段へ

同社ではサービス提供開始の背景として次のように述べている。

「UONTEDは、新型コロナウィルスの影響で飲食店や宿泊施設へ出荷する予定だった『行き場をなくした水産品』を直接購入できる販売サイトを作ろうと始まりました。魚価格の下落や過剰在庫に伴う資金繰り悪化に悩む生産者が、一般への販路拡大を模索し、SNSを活用して直接販売を行うケースが増えてきたと聞き、生産者の方々にヒアリングしたところ、大きな課題が見えます。SNS投稿を利用した販売は在庫管理などが煩雑なため、手間がかかってしまう一方、それを解決する使い勝手のいいサービスがまだ存在しないことが判明し、課題を解決するため、UONTEDをリリースしました」

コロナ禍との戦いが長期戦となる中、飲食業界や宿泊業界は痛手を被っている。こうした感染予防の影響は、普段、そこへ物品を供給している生産者も直撃しているのだ。こうした状況を打開できるのがオンラインでのサービスだ。生産者と消費者を直接つなげることができる同社の新サービスは、ここでもウィズコロナ時代のもとでのECの力を示していると言えるだろう。

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