BASEが海外配送に本格対応 NEOlogiとのサービス連携を通して世界150カ国以上に配送可能に
BASEは、株式会社ネオ・ウィングが提供する国内外に配送が可能なクラウド型物流代行サービス「NEOlogi(ネオロジ)」とサービス連携し、海外向けのクラウド型物流代行サービス「NEOlogi App」の提供を開始した。
海外への配送をよりスムーズに
BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡 裕太、以下BASE)が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、ネオ・ウィングが提供する国内外に配送が可能なクラウド型物流代行サービス「NEOlogi(ネオロジ)」とサービス連携し、「BASE」の拡張機能「BASE Apps」にて、海外向けのクラウド型物流代行サービス「NEOlogi App」の提供を2020年6月23日(火)より開始した。
「NEOlogi」は日本を含む、世界150カ国以上に出荷可能なクラウド型物流代行サービスだ。専用のクラウド型物流システムから出荷に関する作業を簡単に行うことができ、様々なECシステムと連携することにより、自動出荷にも対応している。また利用した分だけ料金を支払う完全従量制で、初期費用・固定費は無料で利用でき、出荷件数が少ないネットショップや一度のみの利用など、様々な物流ニーズに対応している。「NEOlogi」の物流システムはネオ・ウィングと株式会社日立物流中部が共同で開発を行ったそうだ。通過型・在庫型の両方に対応することで当日入庫・当日出荷が可能となり、商品を届けるリードタイムの短縮を実現している。
その上でBASE社は「BASE」加盟店について「NEOlogi App」を活用することで、海外から商品を購入した顧客への配送対応をスムーズに行うことが可能になるとしている。
◆「NEOlogi App」概要
[提供開始日]
2020年6月23日(火)
[対象者]
ネットショップ作成サービス「BASE」の加盟店
BASE上で手軽に海外からの注文を受けられる
「NEOlogi App」は、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の加盟店を対象に提供する拡張機能だ。「BASE」を利用するショップオーナーは「NEOlogi App」を活用することで、倉庫連携など海外配送時の物流サポート業務をすべてアウトソーシングすることができ、世界に向けた越境ECをワンストップで実現することが可能となる。
「NEOlogi App」を利用すると「BASE」の管理画面と「NEOlogi」の管理画面の遷移がスムーズに行えるようになる。海外の顧客から商品が購入された際は「NEOlogi」の管理画面にて「BASE」の注文情報の取り込みや配送ステータスの管理が簡易に行える。また倉庫連携により、事前に商品を預けておくことも、商品の注文が入ってから倉庫へ商品を出荷することもでき、加盟店に合った海外配送を実現できるとしている。
「BASE」加盟店は、「BASE」の管理画面にログイン後、拡張機能「BASE Apps」より「NEOlogi App」をインストールしてすることで当該機能を利用できる。なお「NEOlogi App」は「BASE」がすでに提供している無料機能の「英語・外貨対応 App」「送料詳細設定 App」「PayPal決済」と一緒に利用でき、海外顧客の注文を受け付けることが可能となっている。
世界150カ国以上に配送可能
同社がまとめる「NEOlogi App」の特長は次の通りだ。
◆「NEOlogi」と「BASE」管理画面の情報連携がスムーズ
「BASE」の管理画面と「NEOlogi」の管理画面の遷移がスムーズに行えるようになる。「NEOlogi」の管理画面で設定した配送ステータスは「BASE」の管理画面に自動更新されるので、海外配送に関する情報管理の負担を軽減できる。
◆初期費用・固定費無料で在庫管理から出荷まで対応可能
倉庫には商品を1つから預けることができ、初期費用や固定費が無料で利用が可能。倉庫に保管されている在庫データは「NEOlogi」の管理画面に最新情報が毎日反映されるので、在庫を適正に把握することができる。事前に倉庫に預けずに海外配送することもでき、その場合は「NEOlogi」の倉庫まで商品を配送して、倉庫までの国内送料と海外出荷手数料(300円〜)、海外への送料を負担する形になる。
◆世界150カ国以上に配送可能で多言語にも対応
これまでネオ・ウィングが20年以上蓄積してきた海外出荷の実績やノウハウを活かし、世界150カ国以上に配送が可能なので、さらなる販売拡大につなげることが可能だとしている。また英語や中国語をはじめ多言語の伝票印字にも対応しており、海外配送に関する問い合わせについては海外から商品を購入した顧客との間に「NEOlogi 」のサポートスタッフが入る。
加えてDHL、FedEx、EMS、AIRMAILやSALなどの多様な配送方法をそろえているので、スピードやコスト重視といった、海外からの購入希望の顧客への様々な要望に対応することが可能だとしている。
これまでもハンドメイド品をはじめ、多くのショップが活用してきたECプラットフォームBASE。今回、本格的に越境ECに対応したことで、その価値をさらに高めることになりそうだ。