トランスコスモスが新たにECワンストップサービス拠点をクアラルンプールに開設
トランスコスモス株式会社は、事業の拡大に伴い、2014年に設立したTRANSCOSMOS(MALAYSIA) SDN BHD(本社:クアラルンプール、以下、トランスコスモスマレーシア)の第二拠点となる支店をクアラルンプール市内に設置し、同支店内にクアラルンプール第二センターを開設した。
マレーシアでのECワンストップサービスを強化
トランスコスモスマレーシアは、おもにマレー系・中華系・インド系で構成される多民族国家という特徴を活かし、マレーシア国内市場向けのみならず、グローバルにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供してきた。
クアラルンプール第二センターを併設する支店の開設に伴い、全体のサービス提供体制見直しを行い、既存の本社ビル(クアラルンプール第一センター含む)ではグローバルマーケット向けの多国間のHUB機能および多言語対応オペレーションを新設した支店(クアラルンプール第二センター含む)ではマレーシア国内向けにデジタルマーケティング、ECワンストップ、決済ソリューションに加え、コンタクトセンターサービスを提供するとしている。
クアラルンプール支店の概要
[所在地]
クアラルンプール サンウェイベロシティ
[席数]
300席
[提供サービス]
デジタルトランスフォーメーション・カスタマーエクスペリエンスを軸としたコンタクトセンターサービス、デジタルマーケティングサービス、ECワンストップサービス(シンガポールおよびマレーシア中心)、決済ソリューションなど
今後もASEANでの事業拡大を目指す
今回の新拠点整備に際して同社では次のように述べている。
「トランスコスモスは、ASEANにおいてマレーシア・ベトナム・フィリピン・タイ・インドネシア・シンガポールに合計19の拠点をもち、各国の市場特性を把握したうえで、商習慣や文化、法律、ユーザーニーズにあわせたサポートサービスやデジタルマーケティングサービスを提供しています。今後ともグローバルでの実績や支援経験を活かし、ASEANでの事業拡大を目指します」
トランスコスモスマレーシアは2014年に設立し、2015年にはマレーシア大手のECモール運営企業であるINTERBASE RESOURCES SDN.BHD資本・業務提携.、2016年にコンタクトセンター、デジタルマーケティングサービス、ECワンストップサービスの開始、2017年にはフィンテック企業であるSoft Space Sdn Bhdとの資本・業務提携、2019年には認可取得を必要としない越境EC、免税(インフライト)および卸販売を開始するなど、一貫してデジタルトランスフォーメーションを軸に推進、事業を拡大してきた。
またグローバル企業の情報セキュリティレベルに対応すべく、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格であるISO27001も取得している。さらに今回のオペレーションセンターをもつ支店の新設により、従業員数は2020年中に約600人まで増加する見込みとしており、活気あるアジアでの同社の進撃は続きそうだ。