マーケ支援サービス『HOSHITORI』が提供を開始 新テクノロジーで顧客エンゲージメント向上を後押し
オーリック・システムズ・ジャパン株式会社は、小売/ECサイト業界のマーケティング担当者向けに、戦略的ターゲットグループを見つけ、顧客エンゲージメントを向上させる新しいテクノロジー「HOSHITORI」のサービスを提供開始することを公表した。
新技術でマーケを支援
オーリック・システムズ・ジャパン株式会社(東京都港区、以下AURIQ)は、小売/ECサイト業界のマーケティング担当者向けに、戦略的ターゲットグループを見つけ、顧客エンゲージメントを向上させる新しいテクノロジー「HOSHITORI」サービスの提供を開始する。
「HOSHITORI」は、ID-POS、購買履歴データから顧客毎の行動明細を時系列に並べたデータを生成、分析し、似た行動パターンを持つ顧客グループを導き出すことで、施策を戦略的かつ迅速に実行出来るよう、マーケティング担当者を支援するツールとなっている。なおサービス名は、勝敗表である「星取表」に由来としているという。
「HOSHITORI」の特徴
同社がまとめるHOSHITORIの特徴は次の通りだ。
◆離反防止に効果的「インサイトフィルター」AIアシスト機能も搭載。
分析をサポートするインサイトフィルター機能を用いると、顧客の行動パターンから離反の予兆傾向のある「離脱予備軍」や「優良顧客群」といった顧客グループを1クリックで導き出すことができる。時間変容を加味した「HOSHITORI」を使うことで、従来よりも精度の高い購買予測、LTV予測といったAIアシスト機能を実現する。
◆顧客の全体像を把握「顧客ポートフォリオ」
顧客ポートフォリオ画面は、顧客の全体像とその推移を示すダッシュボードとなっている。古典的なRFM分析手法とは異なり、利用容態の把握のほか、購買パターンを加味した施策ターゲットグループを作成できる。
顧客エンゲージメントの向上に注力
同社ではサービスの提供開始に際して次のように述べている。
「AURIQのアドバイザーであるデータマーケター内野明彦氏は、これまで100社以上に顧客エンゲージメントのソリューションを提供し、離反顧客の20%の引き止め(小売/EC)に成功するなど、マーケティング担当者の様々な課題を解決してまいりました。近年、ビッグデータの流通量は加速度的に増大し、企業のデータ蓄積量も増加の一途を辿っており、データ活用における素早い計算処理、分析に基づく戦略的な意思決定、適時の施策実行は、ますますその難易度を増してきています。
これらのニーズに応えるべく、AURIQの数十億件のデータをリアルタイムに処理できる並列分散処理ソフトウェア『essentia』を基盤とし、マーケティング担当者がデータのハンドリングを意識することなく、顧客エンゲージメントの向上に注力できる強力なパートナーとして、『HOSHITORI』を提供する運びとなりました」
なお「HOSHITORI」の利用料は、コンサルティング込みで月額50万円~を予定しており、サービスのリリースに伴い、利用を希望する企業向けに無料パイロット版を数量限定で提供するとのことだ。
ECビジネスを成功に導くためにもマーケティング活動は大きな要素であることは言うまでもない。一方で、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響もあり、消費者の動向は、日々、目まぐるしく変化している。そうした動向をとらえるためにも、新たな視点とテクノロジーは不可欠だが、同社の新サービスは、そうしたニーズに対応し、顧客エンゲージメントの向上に寄与することになりそうだ。