BASEが、新機能『コミュニティ App』をリリース ネットショップで会員限定サービスの提供が可能に

ECのミカタ編集部

BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡 裕太)は、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の拡張機能「BASE Apps」にて、ショップオーナーが無料もしくは有料の会員制コミュニティを作ることができる新機能「コミュニティ App」の提供を、2020年9月9日(水)より開始した。

ネットショップに会員制のコミュニティが作れる

「コミュニティ App」は、ネットショップ作成サービス「BASE」加盟店を対象に提供する機能だ。ショップオーナーは、同機能を利用することで、「BASE」で作成したネットショップを通じて会員制のコミュニティを作り、会員を募ることが可能になるという。

コミュニティでは、会員だけが購入できる限定商品の販売や、会員だけが閲覧できるクローズドページを提供することができる。同機能は「BASE」の拡張機能「BASE Apps」にて「コミュニティ App」をインストールすることで利用できる。

◆「コミュニティ App」概要

[提供開始日]
2020年9月9日(水)

[対象]
「BASE」を利用している加盟店

[サービス利用料]
月額費用として設定した価格の5%

会員限定サービスを提供できる

会員限定サービスを提供できる

同社がまとめる同機能の特長は次の通りだ。

◆コミュニティ会員の月額費用はショップ側で0円から設定可能

「コミュニティ App」では、ショップオーナーがブランドの規模や会員に提供する内容・目的によって、無料または有料の会員制コミュニティを作成することができる。有料コミュニティの場合は月額費用を設定することができ、月額会員費用の5%をサービス利用料としてショップオーナーが負担する。

◆コミュニティ会員限定の商品販売が可能

ショップオーナーは、コミュニティ会員だけが購入できる限定商品を販売することが可能で、ファンに向けた特別な価値を提供しやすくなる。

◆コミュニティ会員限定公開のURLを設定することが可能

ショップオーナーは商品ページに会員限定公開のURLを貼ることができるので、会員のみが閲覧できるページ等に誘導することが可能だ。遷移先は、Instagram、Instagramライブ、IGTV、YouTube、Facebookなど、あらゆるURLに対応している。

なお、コミュニティ会員が「コミュニティ App」を通じて作成された各ブランドのコミュニティに入会する際は、ID決済サービス「PAY ID」(BASEのグループ会社のPAYが提供するID決済サービス)への登録が必要だ。「PAY ID」にログインすることで、コミュニティに参加することができる。

ニューノーマル時代の新たなコミュニティの形

ニューノーマル時代の新たなコミュニティの形

同社では、「コミュニティ App」提供開始の背景として次のように述べている。

「『BASE』では、これまでショップオーナーとファンのコミュニケーションをサポートする取り組みとして、渋谷マルイ 1Fの実店舗出店スペース『SHIBUYA BASE』(常設店舗)をはじめ、商業施設でのポップアップショップやイベントの開催を通じてショップオーナーとファンが直接コミュニケーションが取れる機会を提供してまいりました。

今後は、これまでのリアルのコミュニケーションの場に加えて、オンラインでもショップオーナーが『BASE』を活用してファンにさらなる価値を提供できる場を設けるため、『コミュニティ App』の提供を決定いたしました。

『BASE』は『コミュニティ App』を通じて、ショップオーナーがコミュニティの会員であるファンに向けて、それぞれのブランドの特性に合った特別な価値を提供できるようにサポートしてまいります。なお、『コミュニティ App』は、新型コロナウイルス感染症拡大を予防するための新たなコミュニティ運営の手段としてのご利用も推奨しております」

また今後について、ブランドとファンのコミュニティ活性化をサポートする機能を提供し、「ショップオーナーが生み出す価値をより多くのファンに広める取り組みを継続して行く」ともしており、同プラットフォームの新たな機能追加についても期待したい。

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