Amazon年に一度の「プライムデー」今年は10月13〜14日開催
Amazonは、年に一度Amazonプライム会員限定で開催するセール「プライムデー」について、今年は10月13日午前0時〜14日午後12時59分の計48時間にわたって開催すると正式に発表した。今年は、中小規模の販売企業を支援するイベントを過去最大級で実施する。
高評価商品数十万点をセール
期間中、世界中のアマゾンプライム会員が、100万点以上の商品を特別価格で購入できる。プライムデーは日本のほか18か国で開催。今年はトルコとブラジルで初めて開催する。また6日午前0時から、一部のタイムセール商品が先行して購入できる「プライムデー特選セール」を実施する。
日本では、カスタマーレビューの星四つ以上の人気商品を中心に数十万点のセール商品を販売する。またPrime Videoの会員特典対象作品の視聴など、Amazonプライムの特典を利用してスタンプを集めると、Amazonポイントなどが抽選で当たるスタンプラリーキャンペーンも9月28日から実施する。
初めてAmazonプライムに登録すると30日間の無料体験ができ、今年の「プライムデー」でも買い物が楽しめる。
1000円購入で1000円OFF Amazonが割引分負担
期間中、中小規模の販売事業者が販売する商品約1億点を対象として、1000円以上を購入すると、プライムデー期間中に利用できる1000円分のクーポンをプレゼントするキャンペーンを実施する。クーポンは、中小規模の販売事業者のセール商品のほかほぼ全ての商品の購入に利用できる。
世界中のAmazonで販売している商品の半数以上は中小規模の事業者が出品しており、今年は日本で2万点以上の商品が特別価格で購入できるという。
クーポンの割引分は、Amazonが全額負担。「(新型コロナウイルスで売上が減少した)中小規模の事業者と消費者とをつなぐため」としている。
Amazonではプライムデーから年末にかけて、これらの事業者を支援する新しい取り組みとして、世界で約150億円以上を投資し、事業者が新規の消費者との接点を増やしたり、売上を拡大したりできるような施策を展開するという。Amazonのウェブサイトでは事業者向けに「成功事例」として活用事例などを紹介している。
プライムデー期間中の主なキャンペーン
◆スタンプラリーキャンペーン
9月28日〜10月21日、
①プライム対象商品(1,500円以上)の購入
②Prime Videoのプライム会員特典対象作品の視聴
③Prime Musicの楽曲のストリーミング
④Prime Readingの電子書籍
の四つのプライム特典を利用しスタンプを集めると、抽選でAmazonポイントなどの商品が当たる。
◆Amazon Mastercard(クラシックおよびゴールド)
9月28日〜10月14日、Amazon Mastercard(クラシックもしくはゴールド)に新規入会した人(クラシックにお申し込みいただいた場合にはプライム会員が対象)は、10月31日までの間に40,000円以上買い物をすると、通常の最大2.5%のAmazonポイント還元(クラシックの場合は2%のAmazonポイント還元)に加えて1,600ポイントが付与される。
◆Alexaでお買い物
プライムデー期間中にEchoデバイスからAlexaの音声ショッピング機能を利用し、タイムセールの対象となる一部商品が注文可能になる。Alexaに「アレクサ、セール商品を教えて」と話しかける。また、9月28日〜10月12日に、EchoデバイスからAlexaを使ってプライム会員登録をした人は、200円分のクーポンがもらえる。「アレクサ、プライムに登録して」と話しかけるだけで、会員登録が可能。
「中小規模事業者支援」前面に
米国Amazon.com Worldwide Consumer CEO、ジェフ・ウィルキは「今年のプライムデーは、プライム会員のお客様がご自宅で快適にお買い物を楽しむことができる最高の機会になると思います。また、前例のない年となった今年、私たちは、今年のプライムデーが、中小規模の販売事業者様にとって最高のプライムデーとなるよう準備を進めています。そして世界中のプライム会員のお客様が、欲しい物や必要な物をよりお求めやすい価格でご購入いただけるよう努めて参ります」
アマゾンジャパン合同会社プライム事業本部 事業本部長、ノア・ボルンは「今年はAmazonにとって日本でのサービス開始20周年でもあります。日頃のご愛顧に感謝し、よりお買い物を楽しんでいただけるよう、人気商品や中小規模の販売事業者様の高品質な商品を豊富に取り揃えています。さらに今年は、スタンプラリーや中小規模の販売事業者様を支援するクーポンなどプライムデーに先駆けて実施するキャンペーンも開催します。Amazonでのお買い物を経験されたことのないお客様にも、30日間の無料体験を通じて、プライムデーをお楽しみいただければと思います」とそれぞれコメントしている。
世界で絶大な影響力を持つAmazon。プライムデーは日程の正式発表前から開催時期の憶測が飛び交うなど注目度は年々増している。特に今年は、新型コロナの影響で多くの事業者が痛手を受けており、Amazonは今年のプライムデーについて「中小企業者支援」を前面に打ち出している。事業者にとっても例年以上に「外せない」期間になりそうだ。