Googleでの商品露出を無料で拡大できる ShopifyがGoogleショッピングタブ無料リスティングに対応

ECのミカタ編集部

Shopify Japanは、Googleショッピングタブの無料リスティング用の商品を同期、送信、最適化できるようになったことを公表した。

消費者とのオンライン上での出会いを支援

世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォームShopify(ショッピファイ)の⽇本法⼈Shopify Japan 株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表:マーク・ワング 以下:Shopify)は、10月21日にGoogleが発表したショッピング タブの無料リスティングに対応することで、ShopifyのGoogleチャンネルを通じて、無料リスティング用の商品を同期、送信、最適化できるようになったことを公表した。

Shopify社は同サービスについて、ショッピング広告を代替するものではなく、Google 広告の利用状況に関係なく、小売業者が消費者とオンライン上で出会えるように支援するものだとしている。

商品をGoogle検索ユーザーが見つけやすくなる

商品をGoogle検索ユーザーが見つけやすくなる

同サービスの発表を受けShopifyは、事業者(マーチャント)がShopifyの Google チャネルを使用してショッピングタブに無料リスティングの商品を同期・送信・最適化できるようにするという。これにより、商品は検索ユーザーに発見されやすくなり、クリック毎に料金を支払う必要がなく、購入へと結びつく可能性が高まることになる。

同サービスは、日本を含む48ヵ国の対象国で実現されることとなっており、グローバルで展開するShopify事業者(マーチャント)にも適したサービスとなっているようだ。すでにShopifyを利用中で、チャネルで商品を同期している場合、承認済みの商品は関連する検索結果のショッピングタブに表示されるため、とくに必要となるアクションは無いという。

Googleでの商品露出を無料で拡大できる

今回の公表に際して、同社では次のように述べている。

「コロナ禍によりニューノーマルな生活様式が試されている現在、様々な消費者ニーズを満たすためにeコマースが果たす役割が大きくなるにつれ、販売事業者と購入者を結びつける検索エンジンの重要性はかつてないほど高まってきています。そこで、今まで有料リスティングのみであったGoogle のショッピングタブを、有料広告とは別に無料リスティングで検索結果に表示させることが可能となることで、消費者はより多くのストアからたくさんの商品を選べるようになり、オンライン小売事業者はGoogleでの商品露出を無料で拡大させ、有料広告を無料リスティングで補完することも可能となりました」

ECにおいて、検索結果にいかに商品を露出できるかは、言うまでもなく売り上げに直結する重要な要素だ。特にGoogleは、検索エンジンとして圧倒的なシェアを持っており、ユーザーとの主要な接点でもある。今回、ShopifyがGoogleのショッピングタブ無料リスティングに対応したことにより、Googleでの商品露出を無料で広げることが可能となった。ショップとしては、コストを抑えたうえでの集客経路の拡充へとつながることとなり、ビジネスの成功へむけたチャンスも広がることになりそうだ。

ECのミカタ通信20号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事