「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」決定!全国約5万店の中から上位0.29%のベストショップを表彰
楽天株式会社は、「楽天市場」のベストショップを表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」の各受賞店舗を選定し、その結果を発表した。
生活者もEC事業者も大きな変化を求められた1年を象徴する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」について、ポイントを絞って見て行く。
今回で23回目を迎えた「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」は、楽天市場に出店する全国約53000店舗の中から、楽天会員による人気投票や売り上げなどを総合的に評価し、その年のベストショップを選出するアワードで、今回で23回目を迎えた。
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」では、総合賞10店舗、ジャンル賞124店舗(56ジャンル)、サービス賞23店舗、特別賞12店舗の計148店舗が受賞した。
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞できる店舗は0.29%。その中でも総合賞TOP10の栄誉にあずかるのはわずか0.02%という狭き門だ。
例年対面で行われる授賞式も今回はコロナ禍の影響でオンラインでの開催となったが、Zoomで参加している受賞店舗の運営者や関係者が喜び合う姿が見られるなど、店舗の個性や運営者の想いが垣間見える授賞式となった。
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」総合グランプリは「Joshin web 家電とPCの大型専門店」
53000店舗の頂点、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」総合グランプリに輝いたのは、「Joshin web 家電とPCの大型専門店」。
上新電機は関西を中心に220店舗以上を構える家電量販店で、楽天市場に出店している「Joshin web 家電とPCの大型専門店」は、2016年以来2度目の総合グランプリを獲得した。
受賞コメントでは「お客様の声を聞いてひとつひとつ確実に形にしてきたこと、とにかくスタッフが厳しいお叱りの声も含めてお客様の声をすべて形にしようと日々取り組んでくれた結果だと思う」と語り、「お客様の暮らしをより豊かに、楽しく、おいしく、快適にを目指し、リアル店舗以上の品質とECの強みである利便性を両立し、幸せ提供業としてこれからもお客様に喜んでいただけるサービスを提供していきたい」と、今後のビジョンも示した。
総合賞2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」
総合賞2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」。
受賞コメントでは「2020年はコロナ禍で人々の生活様式が大きく変化する中、色々な取り組みを行った。それが伝わったことがこの結果につながっているのではないかと嬉しく思っている。2021年もお客様に喜んでいただける店舗運営を行っていきたい」と語り、コロナ禍で試行錯誤してきたことをうかがわせた。
総合賞3位は「A-PRICE 楽天市場店」
総合賞3位は、家電を中心に展開する「A-PRICE 楽天市場店」。2017から4年連続で「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞している常連だ。
受賞コメントでは「お客様の声を真摯に受け止めて、改善を積み重ねてきた。とにかくお客様の声を大事にしてきたことがこの結果につながっていると思う」とし、「至らぬ点もあるが、引き続き努力・改善していく」と、謙虚な姿勢を見せた。
その他の受賞店舗はこちら
◆総合賞:10店舗
・総合グランプリ: 「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(大阪府)
・総合賞2位: 「ヤマダ電機 楽天市場店」(群馬県)
・総合賞3位: 「A-PRICE 楽天市場店」(東京都)
・総合賞4位: 「アルペン 楽天市場店」(愛知県)
・総合賞5位: 「モダンデコ 楽天市場店」(広島県)
・総合賞6位: 「くらしのeショップ 楽天市場店」(東京都)
・総合賞7位: 「タマチャンショップ 楽天市場店」(宮崎県)
・総合賞8位: 「サプリ専門SHOP シードコムス 楽天市場店」(沖縄県)
・総合賞9位: 「タンスのゲン 楽天市場店」(福岡県)
・総合賞10位: 「越前かに職人甲羅組 楽天市場店」(福井県)
◆ジャンル賞: 124店舗
レディースファッション、ベビー・マタニティ、肉・野菜・フルーツ、スイーツ、インテリア・寝具・収納、ペットフード・ペット用品、コスメ・香水、生活家電、アウトドア・レジャー、などのジャンル賞
◆サービス賞: 23店舗
ラ・クーポン賞、あす楽賞、中古販売賞、定期購入・頒布会賞、ギフト賞、動画賞、ROOM賞、動画賞、スーパーDEAL賞、など
◆特別賞: 12店舗
サステナビリティ賞(新設)、NATIONS賞、ふるさと納税賞、新人賞、ベスト店長賞、15年連続賞
「おいもや」が史上初の「15年連続賞」を受賞
今回の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」では、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を15年連続で受賞した店舗に贈られる「15年連続賞」も新たに誕生した。
楽天市場史上初の「15年連続賞」を受賞したのは、さつまいもスーツ専門店の「おいもや」。2003年に楽天市場に出店し、2006年に「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を初受賞。以後、15年連続で「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞し続けている。
受賞コメントでは、「SOY(ショップ・オブ・ザ・イヤー)を受賞し続けるというモチベーションが、おいもやに改善点を与え続けてくれた」と語り、喜びとともに15年の受賞の歴史を振り返った。
「コロナ時代のEC」を象徴した「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」
オンライン形式で開催された「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」は、「コロナ時代のEC」を象徴するものであった。
コロナ禍で日常生活が一変し、ECは「あると便利なもの」から「生活になくてはならないもの」になった。その意味で、EC事業者にもこれまでとは違った視点や役割、これまで以上の社会的責任が求められている。もちろんそこには大きなチャンスも眠っている。
楽天株式会社 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏は「コロナ禍で激変した世の中において、インターネットショッピングは人々の生活を支え、事業者にも役立っていると感じている。この大きな流れは一時的なものではなく、コロナ禍が終息した後も、インターネットショッピングはますます発展していくだろう。楽天市場がその中心となり、今回受賞された店舗が市場をリードしていくのではないか」と、成長を続けるECの未来への期待感をにじませた。
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」には、コロナ禍で生活や働き方が変化する中でも前を向き、変化に対応し、真摯に顧客と向き合ってきたEC店舗運営者の努力の成果が表れている。
総合グランプリを獲得した「Joshin web 家電とPCの大型専門店」をはじめ、「お客様の声を聞いて、日々小さなことをコツコツと積み重ねてきた」といった受賞コメントが多かったのが印象的だった。
顧客の意識や暮らしが変化し続けている今、EC事業者にもサービスや商品訴求の仕方、顧客とのコミュニケーション方法などを絶えずアップデートすることが求められている。それに応え、小さな変化や試行錯誤を日々積み重ねてきた事業者が大きな結果を残しているのではないだろうか。