モバイルストリーミングに関する調査 コロナ禍でストリーミングの頻度が増加していることが明らかに

ECのミカタ編集部

adjust株式会社(本社:ドイツベルリン、代表:クリスチャン・ヘンシェル、日本ゼネラルマネージャー:佐々直紀)は、2020年のストリーミングアプリのデータから最新トレンドを読み解く「モバイルストリーミングレポート2021」を発表した。

調査方法

「モバイルストリーミングレポート2021」は、Adjustに代わってCensuswideが実施した16歳以上の合計8,000人のテレビ・ビデオストリーミング消費者を対象とする世界的な消費者調査に基づく。
【調査期間】
2020年11月6日から2020年11月10日
英国/ドイツ/トルコ/日本/シンガポール/韓国/中国
2020年9月23日から9月29日
米国
【調査対象】
各国1,000名ずつのテレビ/ビデオストリーミング消費者

コロナ禍で増えるストリーミング

コロナ禍において、消費者がオンデマンドのエンターテイメントをこれまで以上に求めるようになり、Over The Top(OTT)ストリーミングの利用率が爆発的に増加し、消費者パターンがモバイルへシフトしている。

調査対象8ヵ国の消費者のうち84%がコロナ禍以降、より多くの、あるいはそれ以前と同等量のコンテンツをスマートフォンでストリーミングしていると回答した。その中でも、平均で半数以上の消費者がロックダウン以降より多くの動画コンテンツをストリーミングしていると回答した。

モバイルストリーミング頻度が最も高いのは「中国」

「スマートフォンを使ったストリーミングの頻度」を調査したところ、利用率が最も高いのは中国で93.8%、次いでトルコが91.9%と続いた。一方で、米国では69.4%、日本は57.2%、英国は45.7%に留まっている。

日本は平均約73分はストリーミングしている

「国別のモバイルストリーミングとテレビの視聴時間」を調査したところ、モバイルでの視聴時間が最も長かったのは「韓国」で98.4分、次いで「トルコ」が94分であった。一方で日本では平均約73分ストリーミングをしていることが明らかとなった。また、アプリ滞在時間が最も長いユーザー層であるミレニアル世代の平均視聴時間は90分以上で、Z世代は87.6分という結果になった。他にも、55歳以上のユーザーの視聴時間も平均65分であった。

ストリーミング消費額は韓国がトップ

「ストリーミングサービスの月間平均消費額」を調査したところ、最も多かったのは韓国でひと月42.68ドルで、米国の33.58ドル、英国の34.82ドル、日本の32.41ドルを上回る結果となった。

日本では67.6%がテレビ視聴中にスマホを利用

「テレビ視聴中にモバイルデバイスを使用しますか」と質問したところ、平均して全回答者の76%以上がテレビ視聴中にスマートフォンを使用していることが明らかとなった。特にこの行動が顕著に見られるのがシンガポールと中国で共に85%、次いで米国が83%と続いた。一方、日本では67.6%と傾向が低いことが明らかとなった。

また、2台目のデバイスで最も多く使われているのはソーシャルアプリで、全回答者の65.4%が利用しているとことが明らかとなった。また、2台目のデバイスを使うユーザーはフードデリバリーアプリの利用頻度も高く、利用率が最も高いのは中国で65.2%、次いでシンガポール48.2%、韓国が36.6%と続いた。

広告市場の可能性を大きく広げる

今回の調査を踏まえ、adjustの関係者は以下のようにコメントしている。

■リードプロダクトストラテジスト ハイスベルト・ポルス氏
「世界の全世代の消費パターンがモバイルストリーミングへと劇的にシフトする中、モバイルストリーミングは広告主にとって多くの可能性にあふれたチャネルとなり、モバイルアナリティクスにも新たな役割が生まれました。消費者はどのように、どのタイミングでストリーミングをするのか、さらにどのチャネルやキャンペーンが最も高いマーケティング成果をもたらすのかを理解することで、ロイヤリティと顧客生涯価値の高い、大規模なユーザーベースを構築できる可能性が無限に広がります。」

■日本ゼネラルマネージャー 佐々直紀氏
「日本は他の国よりはゆっくりとですが、モバイルストリーミングが確実に普及し始めています。消費者の行動パターンや広告費のあり方もこの数年で変化しており、広告費はOTTチャネルへとシフトしています。2025年にはSVODへの投資額が現在の2倍となる535億ドルに達すると言われる中、サブスクリプション計測やCTV計測により、キャンペーンのROIやROASを正確に把握することは重要となってきます。また、ストリーミングアプリ内の消費行動を分析し、ユーザージャーニーとその行動をより深く理解することで、顧客ロイヤリティを向上させ、顧客生涯価値を高めることが可能となります。」

世代を問わず、利用者が多いモバイルストリーミングをうまく活用していくことで顧客を惹きつけることにつながっていくのではないだろうか。

ECのミカタ通信20号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事