日比谷花壇が「anybot」を導入 データの自動蓄積を活用したマーケティング施策で成果が2倍以上に

ECのミカタ編集部

エボラニ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:宋瑜)は、運営するオムニチャネルでの接客自動化とデータ管理を実現する「anybot」が、株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区)に導入されたことを発表した。

オムニチャネルで自動接客を実現

「anybot」は、電話やメール、SNSやアプリなどのオムニチャネルにミニアプリやチャットボットを利用して企業の接客自動化を実現するツールである。ミニアプリ、チャットボット、電話IVRなど自動接客ツールを構築、収集したデータを自動で保存・セグメント化してCRMを構築、LINE、Facebook Messenger、メール、SMS、電話などマルチコンタクトができる。

花屋業界初となる「anybot」の導入

フラワーショップを主としたお花に関連する様々な事業を展開する日比谷花壇では、花がもたらす豊かな文化を創出すべくイベントプロデュースやスペースデザインなどの事業を行っている。2019年2月には会社公式のLINEアカウントを開設し、キャンペーン情報の配信などを行っていたが、ユーザーに対する効果的なコミュニケーションが取れていないことが課題となっていた。

■「anybot」導入後の成果
「anybot」の管理画面内においてLINE上で繋がったユーザーのデータが自動で保存されるようになり、新たなマーケティング施策を打つことができるようになり以下のような成果が見られている。

・一人一人に合った情報の配信
「anybot」導入後、店舗に来店したユーザーに積極的にLINEの友達登録を進め、効果的なアプローチが可能に。ユーザーがLINE上で登録したお気に入りの店舗情報や、友達登録時の初回アンケートでの顧客情報をもとにセグメント配信したことで、メールでのキャンペーン配信時よりも倍以上の成果を出した。アプローチをし続けた結果、LINEの友達数も7ヶ月で45,000人まで増やすことに成功。

・記念日リマインダーからの成約率向上
「anybot」で新たに実装された記念日のリマインド機能は、日比谷花壇の『記念日を忘れたことによる残念な思いをお客様にしてほしくない』という強い思いから企画されたものである。記念日リマインダー機能を利用したことで、うっかり記念日を忘れることもなく、記念日のリマインドメッセージからのお花の注文の成約率はメールで配信時よりも大幅に向上した。

ユーザーの課題に柔軟に対応

「anybot」は、世界的ファッションブランド、大手化粧品メーカー、教育業界、飲食業界、小売・卸販売業者、スーパーマーケットチェーンなど、様々な業界や規模の企業におけるLINE公式アカウントの運用に導入されており、これらの知見と実績をもとに各業界・業務に特化したパッケージソリューションを展開していくということだ。日常的に多くの人が利用するLINEを活用することでさらに効果的なアプローチに期待ができるであろう。

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