SprocketがEC商品検索・サイト内検索エンジンZETA SEARCHと連携開始 ECサイトからの離脱を回避

ECのミカタ編集部

株式会社Sprocket(本社:東京都目黒区、代表取締役:深田 浩嗣)は、ZETA株式会社(本社:東京都世田谷区)が提供するEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」との連携を2021年4月6日に開始した。

サイト内検索に必要な機能を兼ね備えた「ZETA SEARCH」

サイト内検索に必要な機能を兼ね備えた「ZETA SEARCH」

「ZETA SEARCH」は、サジェスト・絞り込み・並び替え・ファセットカウントなどサイト内検索において必要な機能を兼ね備えた多機能検索エンジンで、サイト内のあらゆる情報を活用してユーザーが望む商品へスムースに誘導する。

ユーザー属性や行動にもとづいて、任意の場所で検索の提案ができ、ポップアップ内で検索が完結するため、ページ遷移を伴わない検索が可能だ。様々な業界への導入実績により蓄積された商品・サービスに合わせた設計の知見をもとに、継続的な機能の提案・改善を行っている。

最適なタイミングで接客ポップアップを表示する「Sprocket」

最適なタイミングで接客ポップアップを表示する「Sprocket」

「Sprocket」は、ユーザーのオンライン行動データ(ページ閲覧、スクロール、クリックなど)を活用し、カスタマージャーニーに合わせて最適なタイミングでWebサイト上に接客ポップアップを表示することで、理想的な顧客体験を実現する。ユーザーの態度変容を促し、購入や申し込み、資料請求などのコンバージョン率の向上や、離脱率の低下といったKPIの改善を図ることが可能だ。

Sprocketでは、配信するシナリオやユーザーセグメントはコンサルタントが作成するため、担当者は重要な意思決定に集中することができるとしている。ECサイトだけでなく、銀行、証券、保険といった金融機関など、多くの企業のWebサイトで採用されている。

Sprocket×ZETA SEARCHで離脱を回避

Sprocket×ZETA SEARCHで離脱を回避

同社によれば、ZETA SEARCHとSprocketが連携することで、ユーザーにページ遷移を強いることなくポップアップ内で商品検索機能を提供し、離脱原因の解消を図ることができるという。

通常、サイト内検索はユーザーが主体的にメニューを選択し、サイト内検索ページに遷移してから文字を入力するのが一般的だ。ZETA SEARCHとSprocketが連携することで、ユーザーの行動にもとづいて最適な検索機能をポップアップ内で提供可能になるのだ。

また、シナリオ次第で、文字を入力することなく、カテゴリーを選択するだけでZETA SEARCHの高度なサイト内検索機能を活用することも可能とのことだ。例えば、ECサイトでトップスのカテゴリーを回遊しているユーザーに対し、「トップスカテゴリーで現在トレンドの検索キーワード」をポップアップ内で選択肢として表示。ボタンを押したらポップアップ内で検索結果を表示することで、離脱を低減することができる。

なお連携オプションの利用には、ZETA SEARCH・Sprocketの両製品の導入が必要となる。また、利用開始時に初回の設定を行った後、「どのようなセグメントのユーザーにどのようなコンテンツを表示するか」は、Sprocketの管理画面から利用者が自由に変更可能だ。

ユーザーの行動からコンバージョンを最適化することで、クライアントのビジネス向上とエンドユーザーへの良質な体験を提供するSprocket。今回の連携を通じて、顧客とのロイヤリティ構築支援がさらに進むことになりそうだ。

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