顧客対応クラウド「Re:lation」がMFA(多要素認証)機能を追加、フリープランでも利用可能

ECのミカタ編集部

株式会社インゲージ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:和田 哲也)は、同社が提供する顧客対応クラウド「Re:lation (リレーション) 」「Re:lation for Biz(リレーション・フォー・ビズ)」にMFA(多要素認証)機能を追加したと発表した。

働き方の変化に伴いセキュリティ強化が課題に

昨今、新型コロナウイルスの拡大によって働き方が大きく変化しており、特にテレワークの普及などによってセキュリティの強化は一層重要視すべき要素となっている。利用企業の情報を守り、一層安心して利用できるようにするため、同社では「Re:lation」にMFA(多要素認証)を追加するに至ったという。

これによって、IDとパスワードだけに頼らないログインを実現し、第三者による不正なアクセスの防止につながる。また、本機能はフリープランを含めた全ユーザーが追加料金なしで利用できる。

フリープラン含む全ユーザーが利用可能

MFAの設定はフリープラン含めたすべてのユーザーが無料で利用可能。個人設定の画面からMFAの項目を「有効にする」を選択し、認証アプリに表示された認証コードを入力することで設定できる。

この設定を行うことで、次回ログイン以降、IDとパスワードだけでなく、登録した認証コードの入力が求められるようになる。

さらに、有料オプションとして、SAML認証によるSSO(シングルサインオン)や全ユーザーのMFAを強制する「MFA必須化」も利用でき、企業のニーズに合わせたセキュリティレベルが選択可能だ(Re:lation for Biz利用企業は無料)。

複数の問い合わせ窓口を一元管理

「Re:lation」は、複数の問い合わせ窓口を一元管理し、チームで共有できるクラウド型の問い合わせ管理システムだ。

メール、電話応対メモ、チャット、SMS、LINE、Twitterなど、多様化するビジネスコミュニケーションを一つの画面で管理し、同じ操作で対応できるため、マルチチャネルの一元管理が可能となる。

さらに、二重返信防止、未対応案件が一目瞭然のステータス管理、承認機能といった、複数人での問い合わせ対応で生じる課題が解決できる機能を備えており、テレワークなどの多様な働き方に対応しながら、対応ミスや漏れの防止、業務効率化・可視化を実現させる。

2020年の春は突然のコロナ禍で急いでリモートワーク化を進めた企業も多かったが、ウィズコロナの生活が始まって一年以上が経った今では、急いで導入したツールやシステム、社内制度等の見直しを行い、より盤石な体制を整えていこうとする企業も増えている。

「Re:lation」へのMFA機能の追加は、まさにそのような社会の流れや企業のニーズを反映したものだといえるだろう。

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