EC事業社の約8割がシステムのリプレイスを経験、最多理由は「事業拡大」

ECのミカタ編集部

株式会社エルテックス(本社:神奈川県横浜市保土ヶ谷区 代表取締役社長 森久尚)は、EC・通信販売事業関与者の実態調査結果の特別版として、「EC・通販事業者のシステムリプレイス経験」を発表した。

通信販売事業関与者の実態調査

同社では2000年頃より、ECサイト/通販システムの開発および構築を推進しており、市場動向把握のため、「通信販売事業関与者の実態調査」を実施している。

2020年6月に実施した本調査では、年商1億円以上の通販関連事業者を対象に、これまで利用していた通販・ECシステム(パッケージ、クラウド、ASPなど)を切り替えた(リプレイス)経験があるかどうかを尋ねた。

EC事業者の約8割がリプレイス経験あり

回答結果から、約8割(78.0%)のEC・通販事業者が、1回以上EC・通販システムを切り替えた経験があることがわかった

EC・通販システムを切り替えた回数では、「3回切り替えた」が最も多い24%。一方、年商100億円以上の事業者では「2回切り替えた(28.6%)」がボリュームゾーンで、「1回切り替えた(21.4%)」を合わせて5割となっている。

また、EC・通販システムの切り替え経験を持つ事業者は、年商1~10億円未満で「72.9%」と全体平均の「78%」より少なく、10~100億円未満で「79.2%」、100億円以上で「80.4%」となり、事業規模が大きいほどEC・通販システムを切り替えた経験も多くなることが明らかになった。

最多のリプレイス理由は事業拡大

リプレイス経験のある事業者を対象に、EC・通販システムを切り替えた理由を聞いたところ、「事業が拡大し、システムが事業規模に合わなくなった(33%)」が最も多く、次いで「自社のサービスと通販システムがあっていなくて使いにくかった(23.1%)」、となり、2ボックスで過半数(56.1%)を超えた。

続いて、「システムが重く、作業時間がかかった(12.4%)」、「システム改修する度に高額の改修費用がかかったから(11.5%)」、「システム保守・運用費が高額になっていたから(6.4%)」、「他のシステムを導入した方が、メリットが大きかったため(11.1%)」が挙がっている。

年商100億円以上の事業者では「自社のサービスと通販システムがあっていなくて使いにくかった(37.8%)」が突出。伸び盛りといえる10~100億円未満の理由「事業が拡大し、システムが事業規模に合わなくなった(39.9%)」と好対照の結果となった。

EC事業者にとってEC・通販システムのリプレイスは一大プロジェクトだ。リプレイスには事業拡大などポジティブな要因が絡むことも少なくないが、失敗すると大きなダメージを被るリスクもある。

システムリプレイスにあたっては、目的をはっきりさせ、トラブル発生時の事前計画を立てておくことに加え、あらかじめ事業拡大に対応できるサービスや自由なカスタマイズがきくサービスを選んでおくなど、新規立ち上げ時の慎重な見極めも重要と言えそうだ。

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