価格比較アプリ『Pricey』に新機能追加 若年層に訴求し、半年でダウンロード数10倍増に

ECのミカタ編集部

株式会社Wilico(読み方:ウィリコ、本社:東京都港区六本木、代表取締役:山本息吹樹、以下「Wilico」)が提供する、価格比較アプリ『Pricey<プライシー>』(以下Pricey)が新機能をリリースした。

モバイルショッピングの価格比較に特化

緊急事態宣言発令の影響を受け、ミレニアル世代・Z世代の巣ごもり消費(スマホを用いたモバイルショッピング)が急増している(JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」の調査によるとECの伸びは年齢層が低いほど顕著)。

それを受けPriceyは、モバイルショッピングの価格比較に特化し、欲しい商品をより割安な値段で買えるショッピングモールを検索できるアプリとなっている。「実はもっとお得に買えた」「安い商品があることは知っているけど、探すのは面倒」という課題に対応し、リリース時から半年でダウンロード数が10倍に成長したという。

Priceyユーザーは10〜30代が約83%と、類似購買支援サービスに比較して若い世代の利用者が多いのが特徴だという。アクティブユーザーは1回あたり平均740円割安に買い物しているとのことだ。

4つの新機能を追加

4つの新機能を追加

新型コロナウイルスの影響もあり、EC化率が急速に増加している中、特に若い世代(ミレニアル世代・Z世代)において、購買経路がPCではなく、モバイルデバイスにおいて顕著に見られる流れに注目し、アプリを開かず「共有機能」から価格比較できるアプリ「Pricey」のリリースに至ったとのことだ。その後、半年間でSNSでの拡散やご紹介で新規ユーザーの流入が加速し、ユーザーからリクエストを元に4つの新機能が追加された。

◆Priceyの新機能

・欲しい商品の値下がりを通知してくれる【価格アラート機能】
・欲しい商品の価格推移がわかる【価格チャート機能】
・欲しい商品がお得に買えるショッピングモールを簡単に発見できる【アプリ内検索機能】
・各ショッピングモールのセール期間が一目でわかる【セールカレンダー機能】

既存利用者のデータ、ユーザーヒアリングをもとに上記4つの新機能が追加された。

若年層のEC購買行動にフィット

若年層のEC購買行動にフィット

同社の代表取締役、山本息吹樹氏は次のようなコメントを出している。

「直近の市場動向を見ると、特に若い世代において、オンラインショッピングというものは大きく変わりました。InstagramやTikTok、YouTubeなどで欲しい商品と出会い、そのままECサイトに飛び購買していく。このような『スマートフォンでの購買』が主流になった今では、『PCでの購買』世代では当たり前だった『価格比較』もあまり馴染みがありません。我々含め、コンシューマーからすれば、『どこで買うか』はどうでもいいことであり、『欲しい商品』を手にしたいだけなのです。とはいえ、今の若者たちも全く同じ商品が二つ並んだときには、より安い方を買おうとするでしょう。

今回の新機能追加に伴い、より一層『安くスマートなお買い物ができる機会』をユーザーさまに届けることができるようになります。ヒアリングの際に伺った、ユーザーさまの『お買い物体験中のわずらわしさ』を打破できる機能であると考えております。Priceyは、その人が『欲しい商品』を手にする、その最高の瞬間に至るまでに存在する、全ての情報格差を破壊し、ECにサプライズある選択肢を生んでいくことで、新たな世代の購買体験のニューノーマルになるべく、挑戦してまいります」

同社も述べているように、スマホからのEC購入が目立って増えている。特に若年層はその傾向が強いが、一方で、より手軽に商品を検索するユーザビリティはカギとなってくる。『Pricey』はまさにこうした購買動向をとらえたものとなっており、ダウンロード数の大幅増へのつながっているようだ。

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