エムアンドピー 食事置換食品の卸へ、食感素材で“満腹感”
健康食品の卸販売を行うエムアンドピーは10月1日、スープタイプの食事置き換え食品を発売した。"きちんと食べる健康的なダイエット"をコンセプトに開発したもの。"満腹感"が得られる食感素材を配合する一方、1食に必要な栄養成分が摂取できるようにした。通販ルートを中心に卸販売するほか、OEM供給にも対応していく。
「満腹食感スープ」(14食入り、税込4550円)は、管理栄養士の資格を持つアドバイザーと共に、体の機能に変化が生じ始める30代以降の女性をターゲットに開発した。
商品には、腸内環境を整えて栄養成分を吸収できる体づくりを行う大豆由来乳酸菌や85種類の植物発酵酵素を配合。ダイエットのみを目的とした食事置き換え食ではなく、ダイエットに必要な腸内環境の改善や栄養成分の摂取が得られるようにしている。
食事置き換え食で課題となる"満腹感"は、食感素材を配合することで対応した。
配合する玄米穀や、クルトンのような食感の大豆ボールで噛みごたえをプラスすることで"噛むスープ"となるよう設計。長いも由来の食物繊維であるサイリウムがとろっとした食感を生み、腹持ち感につながる。このほか、女性の下半身の冷えを防ぐ根菜類(長いも、れんこん、ごぼう、紫いも、人参など)を配合した。
味はプレーン、コーンパンプキン、ミネストローネの3種類。食感を調整するための追加用大豆ボールが2袋つく。市場に流通する多くの製品は150キロカロリー前後だが、すべて100キロカロリー未満に抑えた。
スープだけでなく、料理の味付けなど、カロリーを抑えた食事にも使えるよう工夫。アドバイザーの管理栄養士が監修する専用サイトも立ち上げ、商品を使ったグラタンやパスタ、ポタージュなどのアレンジも公開していく。
エムアンドピーは、ダイエット対応の食品の開発で長年の実績を持つ。通販やエステルートで販売する「カットプラス」は10年で約250万箱を販売するロングセラー商品になっている。