緊急事態宣言解除後はオーラルケア商品が急上昇、マスクは下降傾向に

ECのミカタ編集部

株式会社オークファン100%子会社の株式会社SynaBiz(本社:東京都品川区、代表取締役:武永 修一)は、同社が運営する国内最大級BtoB卸サイト「NETSEA(ネッシー)」において、緊急事態宣言期間中~終了後(7月~10月)の約4ヶ月間の売れ筋商品を調査。その結果を発表した。

10月に入ってオーラルケア商品が上昇

10月に入ってオーラルケア商品が上昇

2021年10月1日、4回目の緊急事態宣言が解除され、それから約1ヶ月が経過した。

緊急事態宣言が発令された7月と解除後すぐの10月を比較すると、10月はオーラルケア商品の売上増加が目立ち、142%増を記録。

背景として、緊急事態宣言が解除されたこと、感染者数も減少傾向にあることから、人と会う機会や通勤・通学の機会が増えたことで、オーラルケアや、マスク着用中の口内環境への意識が高まったことが考えられる。

マスクは下降傾向

マスクは下降傾向

オーラルケア商品が上昇する一方、マスクの売上は下降傾向がみられた。

この4ヵ月間で最も売上が高かった8月と比較すると、10月のマスク売上は59.5%であった。

今後も注目のオーラルケア市場

長引くコロナ禍で、人々のオーラルケアへの意識も変化している。サンスターグループが2021年5月に発表した調査によると、コロナ禍で3人に1人が新たに洗口液・デンタルリンスを使用し始めたという。背景に「マスクをすることで自分の口臭が気になるようになった」「口腔内の清潔を意識するようになった」といった事情があるようだ。

オーラルケアへの意識の高まりとともに、美白ハミガキをはじめ高価格帯のオーラルケア商品の売れ行きが好調だという。一度新たなオーラルケアが習慣化すると定着する可能性が高いことから、オーラルケア市場は今後も要注目だ。

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