9割弱がスマホの情報セキュリティ対策実施も2割が安心できていない、対策をしていない人はInstagramユーザーが最多

ECのミカタ編集部

MMD研究所は、予備調査ではスマートフォンを所有する18歳~69歳の男女6,647人、本調査ではスマホ決済利用者332人、Twitter利用者333人、Facebook利用者333人、Instagram利用者331人、LINE利用者の333人を対象に2021年10月28日~11月2日の期間で「個人の情報セキュリティリテラシーに関する調査」を実施。その結果を発表した。

約2割がスマホの情報セキュリティに安心できていない

スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女6,647人を対象に、自分のスマートフォンを情報セキュリティの点から見て安心して使用できているか聞いたところ、「安心して使用できている」が24.3%、「やや安心して使用できている」が55.4%となり、安心して使用できている人は合わせて79.7%となった。

一方、「あまり安心して使用できていない」は14.9%、「安心して使用できていない」は5.4%となり、安心して使用できていない人は合わせて20.3%であった。

9割弱がスマホの情報セキュリティ対策を実施

次に、自分のスマートフォンで情報セキュリティ対策を行っていることがあるか聞いたところ、「ある」が87.0%、「ない」が13.0%となった。

自分のスマートフォンで情報セキュリティ対策を行っていることがあると回答した5,784人に、情報セキュリティ対策としてどのようなことを行っているか複数回答で聞いたところ、「怪しげなメールや添付ファイルは開かない」が最も多く62.0%、次に「不審なサイトを閲覧しない」が55.3%、「スマートフォンの画面ロック設定」が51.9%にのぼっている。

最も認知度が高い個人の情報セキュリティの脅威は「誹謗・中傷・デマ」

スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女6,647人を対象に、情報セキュリティにおける脅威を6項目挙げ、各項目を認知しているか聞いたところ、6項目すべて約3~5割が「脅威が存在すること、内容も知っている」と回答した。

その中で最も認知度が高かったのは「ネット上の誹謗・中傷・デマ」で48.6%、次に「フィッシングメールやSMSによる個人情報等の詐取」で43.8%、「偽のセキュリティ警告画面などを表示するインターネット詐欺」で40.4%となった。

「全く知らない」は6項目すべて2割前後で、最も多かった項目は「不正アプリインストールによるスマートフォン利用者への被害」で22.6%、次に「スマホ決済の不正利用」で21.5%、「偽のセキュリティ警告画面などを表示するインターネット詐欺」で20.8%であった。

スマホがウイルス感染した兆候を知っているのは約7割

次に、利用しているスマートフォンがウイルスに感染した時に現れる兆候を知っているか聞いたところ、「知っている」が70.2%、「知らない」が29.8%となった。

続いて、利用しているスマートフォンがウイルスに感染した時に現れる兆候を知っていると回答した4,665人に、どのような兆候を知っているか複数回答で聞いたところ、「身に覚えのない支払い請求が届く」が最も多く56.8%、次に「身に覚えのないSMSやメールが送信される」が48.1%、「インストールした覚えのないアプリがある」が46.3%となった。

スマホ決済・各SNS利用者の7割以上が情報セキュリティ脅威を認知

予備調査からスマホ決済利用者332人、Twitter利用者333人、Facebook利用者333人、Instagram利用者331人、LINE利用者333人をそれぞれ抽出し、利用中のサービスに該当する情報セキュリティの脅威の認知を聞いたところ、関係ある情報セキュリティ被害と認識していたと最も多く回答があったのは、いずれも「不正アクセスによるアカウントの乗っ取り」となり、Facebook(n=333)のみ同率で「写真から情報流出(位置情報など)」もトップとなった。

スマホ決済・SNS利用者の6割以上が情報セキュリティ対策を実施

スマホ決済、Twitter、Facebook、Instagram、LINE利用者を対象に、利用しているスマホ決済やSNSに関する情報セキュリティ対策をしているかそれぞれ聞いたところ、「対策している」はスマホ決済(n=332)が最も多く85.8%、次にTwitter(n=333)が80.2%、Facebook(n=333)が73.0%となった。

一方、「対策していない」はInstagram(n=331)が最も多く31.1%、次にLINE(n=333)が28.8%、Facebook(n=333)が27.0%となった。

次に、スマホ決済、Twitter、Facebook、Instagram、LINE利用者のうち、各サービスにおいて情報セキュリティ対策をしていると回答した人に、どのような対策を行っているか複数回答で聞いたところ、スマホ決済(n=285)は「メールやSNS内のリンクを不用意に開かない」が66.7%、Twitter(n=267)は「ログイン情報を人と共有しない」が63.3%、Facebook(n=243)は「ログイン情報を人と共有しない」が58.0%、Instagram(n=228)は「ログイン情報を人と共有しない」が51.8%、LINE(n=237)は「友だち以外からのメッセージ受信をブロックする」が50.6%でそれぞれ最も多い結果となった。

情報セキュリティ被害に遭った人はFacebook利用者が最多で8.7%

スマホ決済利用者、Twitter利用者、Facebook利用者、Instagram利用者、LINE利用者を対象に、サービスを利用する中で情報セキュリティ被害に遭ったことがあるかサービス別に聞いたところ、「情報セキュリティ被害に遭ったことはない」は各サービス共通して6割以上となり、その中でスマホ決済(n=332)が最も多く81.6%となった。

「情報セキュリティ被害に遭ったことがある」は各サービス共通して1割に満たず、その中でFacebook(n=333)が最も多く8.7%であった。

本調査結果を見ると、9割近くの人がスマホの情報セキュリティ対策をしているとはいえ、その多くが「怪しげなメールや添付ファイルは開かない」「不審なサイトを閲覧しない」といった当たり前とも言える行動にとどまっている。

人間はつい根拠なく「自分は大丈夫」と考えてしまいがちだが、今のスマホはさまざまな機能や情報が詰まっているだけに何かあったときの被害も大きくなりやすい。改めて、1人ひとりがスマホのセキュリティ対策を見直したほうが良さそうだ。

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