集英社のファッション雑誌『Marisol』、ECと雑誌を連動させ「コマースメディア」として再始動
株式会社集英社は、2021年秋に定期刊行を終了したファッション雑誌『Marisol(マリソル)』を、同社でEC事業を行うブランドビジネス部に移管。2022年4月1日(金)に新しい「コマースメディア」として再始動すると発表した。
Webサイトは現在の『Marisol ONLINE』から、ファッションEC部分を強化し、ショッピングカートも備えた新しいWebメディア『Marisol』へとリニューアルする。同日には、通販連動型ファッション誌『Marisol』を販売。Webメディア『Marisol』と連携した雑誌で、年2回の発行を予定しているという。
きっかけ(情報)に出会えたら即、次のアクション(購入)につながるWebメディア『Marisol』
4月1日(金・時間未定)、スタート予定。Webオリジナルの特集や連載を充実させ、トレンドやおしゃれプロの着こなし術といったファッションの情報をメインに、ビューティー&ライフスタイル情報も提供する。
また、Marisol公式読者ブロガー「美女組」のブログ投稿を通してリアルなアラフォー女性たちの姿が垣間見え、共感できる場所へ。この世代の女性の「学ぶ」意欲に応えるオンラインセミナーの開催も予定している。
通販連動型ファッション誌『Marisol』
ファッション誌のビジュアルはそのままに、掲載商品の約8割をWebサイトで購入できるようにする。
リニューアルとなる4月1日発売号の大特集では、人気エディターやスタイリスト、モデルなど、アラフォー女性が絶大な信頼を寄せる“同世代おしゃれプロ”が選ぶ服をフィーチャー。コラボ企画などで「ここでしか買えない」アイテムが勢ぞろいする。
また、「夏にこそ買いたい服」特集などで、季節をまたいだ買い物計画に役立つ記事も展開。アラフォー向けの旬のヘアカタログや年代の悩みに応えるスキンケアなどの最新ビューティー特集、「ギフト」特集までを網羅する。
アラフォー女性に絶大な人気を誇るヨンアがアイコン
新生『Marisol』を象徴するモデルは、アラフォー女性に絶大な人気を誇るヨンア。おしゃれも人生もこれまで以上にポジティブに楽しむ、この世代のおしゃれアイコンとして登場する。
表紙:ヨンア
発売日:2022年4月1日(金)予定
体裁:A4変形・無線綴じ
ページ数:約120p予定
金額:予価1,200円(購入者限定の1,500円割引クーポン付き)
すでに出版不況と言われていたところにコロナ禍が直撃し、昨今の雑誌広告の出稿額の落ち込みは深刻化している。世の中がどんどんオンライン化、EC化していく中、雑誌にも今までとは違った新たな価値提供が求められている。
新生『Marisol』の取り組みが新風を吹かせるか、今後に注目したい。